第60回 作業療法士国家試験 午後 第63問
生理学第60回午後
第60回 作業療法士国家試験 午後 第63問(生理学)の正答は 1 です。熱の放散は主に皮膚からだが、吸い込んだ空気を温め加湿して吐き出すため、呼気からも熱は失われる。
問題
体温で正しいのはどれか。
- 1. 体内の熱は呼気から放散される。 ✓
- 2. 熱産生は骨格筋に次いで心臓が大きい。
- 3. 激しい運動でも直腸温は40℃を超えない。
- 4. 腹腔には体温の変化を検出する受容器がない。
- 5. 体温が1℃上昇すると基礎代謝は約1%増える。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50.9%難問
55人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 体内の熱は呼気から放散される。
熱の放散は主に皮膚からだが、吸い込んだ空気を温め加湿して吐き出すため、呼気からも熱は失われる。熱産生の順位、深部温度の受容器、体温と代謝の関係を見分けさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 体内の熱は呼気から放散される。(=正答)
✅ 正しい。吸気は気道で体温近くまで温められ水蒸気で飽和して吐き出されるので、呼気からも熱が放散される(不感蒸泄の一部)。主な放散経路は皮膚である。
✅ 正しい。吸気は気道で体温近くまで温められ水蒸気で飽和して吐き出されるので、呼気からも熱が放散される(不感蒸泄の一部)。主な放散経路は皮膚である。
2. 熱産生は骨格筋に次いで心臓が大きい。
❌ 誤り。安静時の熱産生は骨格筋と肝臓が大きく、心臓はそれより小さい。正しくは骨格筋に次ぐのは肝臓である。
❌ 誤り。安静時の熱産生は骨格筋と肝臓が大きく、心臓はそれより小さい。正しくは骨格筋に次ぐのは肝臓である。
3. 激しい運動でも直腸温は40℃を超えない。
❌ 誤り。激しい運動、特に暑い環境での長時間の運動では、熱産生が放散を上回り直腸温が40℃を超えることがある。正しくは40℃を超えうる(熱中症の危険)。
❌ 誤り。激しい運動、特に暑い環境での長時間の運動では、熱産生が放散を上回り直腸温が40℃を超えることがある。正しくは40℃を超えうる(熱中症の危険)。
4. 腹腔には体温の変化を検出する受容器がない。
❌ 誤り。体温を感じる受容器は皮膚だけでなく体の深部にもある。正しくは腹腔内臓器・脊髄・視床下部などにも温度を検出する受容器がある。
❌ 誤り。体温を感じる受容器は皮膚だけでなく体の深部にもある。正しくは腹腔内臓器・脊髄・視床下部などにも温度を検出する受容器がある。
5. 体温が1℃上昇すると基礎代謝は約1%増える。
❌ 誤り。1%は小さすぎる。正しくは体温が1℃上がると代謝は約13%増える。
❌ 誤り。1%は小さすぎる。正しくは体温が1℃上がると代謝は約13%増える。
【試験対策ポイント】
- 熱の放散経路:放射・伝導・対流(皮膚)、蒸発(発汗・皮膚と呼気からの不感蒸泄)
- 安静時の熱産生:骨格筋と肝臓が大きい。運動時は骨格筋が圧倒的
- 温度受容器:皮膚(外殻)と深部(腹腔内臓器・脊髄・視床下部)
- 体温1℃上昇 → 代謝は1%でなく約13%増える
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