OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午後 第90問

病理学概論第60回午後

第60回 作業療法士国家試験 午後 第90問(病理学概論)の正答は 5 です。腰椎椎間板ヘルニアの多くは保存療法で軽快する。

問題
腰椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。
  1. 1. 小児期に多く発生する。
  2. 2. 膀胱直腸障害は生じない。
  3. 3. 人口の約15%が罹患する。
  4. 4. Myerson徴候は陽性である。
  5. 5. 脱出髄核は吸収されることがある。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 52.5%標準

40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 脱出髄核は吸収されることがある。

腰椎椎間板ヘルニアの多くは保存療法で軽快する。飛び出した髄核は、特に大きく脱出したものほど、マクロファージなどによって自然に吸収され小さくなることがある。


【各選択肢の解説】

1. 小児期に多く発生する。
❌ 誤り。好発年齢は20〜40歳代の青壮年期である。正しくは成人の働き盛りに多い。
2. 膀胱直腸障害は生じない。
❌ 誤り。大きなヘルニアが正中から馬尾を圧迫すると、排尿・排便の障害を生じることがある。正しくは膀胱直腸障害が生じることがあり、出現すれば緊急手術の検討対象となる。
3. 人口の約15%が罹患する。
❌ 誤り。腰椎椎間板ヘルニアの有病率はこれよりずっと低い。正しくは有病率は約1%とされる(日本整形外科学会 腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン)。
4. Myerson徴候は陽性である。
❌ 誤り。Myerson徴候は眉間を軽く叩き続けても瞬目が止まらない所見で、Parkinson病でみられる。正しくは腰椎椎間板ヘルニアの所見はSLRテスト(Lasègue徴候)や大腿神経伸展テストの陽性などである。
5. 脱出髄核は吸収されることがある。(=正答)
✅ 正しい。後縦靱帯を破って脱出したヘルニアなどは自然に吸収されることがあり、保存療法が基本となる理由の1つである。

【試験対策ポイント】

項目腰椎椎間板ヘルニア
好発20〜40歳代・男性・L4/5とL5/S1
神経根の誘発テストSLRテスト(下位腰椎の神経根)・大腿神経伸展テスト(上位腰椎の神経根)
自然経過脱出した髄核は吸収されることがある
注意すべき症状膀胱直腸障害(馬尾障害)

Myerson徴候はParkinson病の所見=腰椎の問題に紛れ込んだ別疾患の徴候。

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