第61回 作業療法士国家試験 午前 第1問
作業療法評価学第61回午前
第61回 作業療法士国家試験 午前 第1問(作業療法評価学)の正答は 2 です。図ごとに「テスト肢位」「抵抗をかける場所」「抵抗の方向(検査運動の反対)」の3点をDaniels(第10版)と照らす。
問題
Danielsらの徒手筋力テストの段階5及び4の検査で正しいのはどれか。ただし、矢印は検査者が抵抗をかける方向を示す。
- 1. 肩屈曲
- 2. 肩甲骨内転と下方回旋 ✓
- 3. 肘屈曲(腕橈骨筋)
- 4. 膝伸展
- 5. 足底屈
正答:2番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 58%標準
69人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 肩甲骨内転と下方回旋
図ごとに「テスト肢位」「抵抗をかける場所」「抵抗の方向(検査運動の反対)」の3点をDaniels(第10版)と照らす。2だけが3点ともそろっている。
【各選択肢の解説】
1. 肩屈曲
❌ 誤り。図1は抵抗の手を肩に近い上腕近位に置き、もう一方の手を肩甲骨の下角付近に当てている。正しくは座位で肩を90°まで屈曲させ、上腕遠位(肘のすぐ上)に伸展方向(下向き)の抵抗をかける(Daniels 第10版)。
❌ 誤り。図1は抵抗の手を肩に近い上腕近位に置き、もう一方の手を肩甲骨の下角付近に当てている。正しくは座位で肩を90°まで屈曲させ、上腕遠位(肘のすぐ上)に伸展方向(下向き)の抵抗をかける(Daniels 第10版)。
2. 肩甲骨内転と下方回旋
✅ 正しい。腹臥位で肩を内旋・内転し、手背を腰に乗せた肢位から手を背中から離させる(菱形筋の検査)。抵抗は肩甲骨の外転・上方回旋の方向(検査運動の反対)にかける。図2はこの肢位と抵抗に一致する(Daniels 第10版)。
✅ 正しい。腹臥位で肩を内旋・内転し、手背を腰に乗せた肢位から手を背中から離させる(菱形筋の検査)。抵抗は肩甲骨の外転・上方回旋の方向(検査運動の反対)にかける。図2はこの肢位と抵抗に一致する(Daniels 第10版)。
3. 肘屈曲(腕橈骨筋)
❌ 誤り。図3は手が水平に寝ており、母指を上に向けた前腕中間位になっていない。正しくは前腕中間位で肘を屈曲させ、前腕遠位に肘伸展方向の抵抗をかける。前腕回外位なら上腕二頭筋、回内位なら上腕筋を主に見る肢位になる(Daniels 第10版)。
❌ 誤り。図3は手が水平に寝ており、母指を上に向けた前腕中間位になっていない。正しくは前腕中間位で肘を屈曲させ、前腕遠位に肘伸展方向の抵抗をかける。前腕回外位なら上腕二頭筋、回内位なら上腕筋を主に見る肢位になる(Daniels 第10版)。
4. 膝伸展
❌ 誤り。図4は抵抗の手を足関節直上の下腿前面に置き膝屈曲方向へ押している点は合うが、膝をほぼ伸ばし切った位置で抵抗をかけており、大腿遠位部を支える手やパッドも描かれていない。正しくは端座位で大腿遠位部を支え(検査者の手または折りたたんだタオル・パッドを下に入れる)、膝を完全伸展でロックさせない位置で抵抗をかける(Daniels 第10版)。膝をロックすると関節の骨性の安定で抵抗に耐えてしまい、筋力を正しく判定できない。
❌ 誤り。図4は抵抗の手を足関節直上の下腿前面に置き膝屈曲方向へ押している点は合うが、膝をほぼ伸ばし切った位置で抵抗をかけており、大腿遠位部を支える手やパッドも描かれていない。正しくは端座位で大腿遠位部を支え(検査者の手または折りたたんだタオル・パッドを下に入れる)、膝を完全伸展でロックさせない位置で抵抗をかける(Daniels 第10版)。膝をロックすると関節の骨性の安定で抵抗に耐えてしまい、筋力を正しく判定できない。
5. 足底屈
❌ 誤り。図5は腹臥位で足部に徒手抵抗をかけている。正しくは段階5・4は立位での片脚踵上げを反復させて判定し、徒手抵抗では判定しない。下腿三頭筋の力は徒手抵抗では打ち負かせないためである(Daniels 第10版)。
❌ 誤り。図5は腹臥位で足部に徒手抵抗をかけている。正しくは段階5・4は立位での片脚踵上げを反復させて判定し、徒手抵抗では判定しない。下腿三頭筋の力は徒手抵抗では打ち負かせないためである(Daniels 第10版)。
【試験対策ポイント】
| 検査 | 段階5・4の肢位 | 抵抗の場所と方向 |
|---|---|---|
| 肩屈曲 | 座位・肩90°屈曲 | 上腕遠位(肘の直上)・伸展方向 |
| 肩甲骨内転・下方回旋 | 腹臥位・手背を腰に | 肩甲骨の外転・上方回旋方向 |
| 腕橈骨筋 | 前腕中間位で肘屈曲 | 前腕遠位・肘伸展方向 |
| 膝伸展 | 端座位・大腿遠位を支え、膝をロックさせない | 下腿遠位前面・膝屈曲方向 |
| 足底屈 | 立位で片脚踵上げ | 徒手抵抗なし(回数で判定) |
(Daniels 第10版)
📗 OTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「作業療法評価学」第1章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚12年分・約2,400問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
🗺️
ST-Toolbox の無料サービス
リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す
見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。
別タブでさがす →
関連
スポンサーリンク(広告)