第61回 作業療法士国家試験 午前 第39問
作業療法治療学第61回午前
筋電義手で正しいのはどれか。\n1. 小児には使用しない。\n2. 作業用手先具はない。\n3. 能動義手に比べ把持力が強い。\n4. 前腕義手にはハーネスが必要である。\n5. 前腕義手より上腕義手の症例が多い。
- 1. 小児には使用しない。
- 2. 作業用手先具はない。
- 3. 能動義手に比べ把持力が強い。 ✓
- 4. 前腕義手にはハーネスが必要である。
- 5. 前腕義手より上腕義手の症例が多い。
正答:3番
解説
# 第61回 第A039問 解説
■ 正答:3番 — 能動義手に比べ把持力が強い。
筋電義手は前腕屈筋・伸筋の筋電位(EMG信号)を検出し、電動モーターでハンドを駆動するため、能動索動式義手(ケーブルとハーネスで機械的に操作)と比べて把持力が格段に強く、より多様な日常生活動作が可能となる。
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【各選択肢の解説】
1. 小児には使用しない。
❌ 誤り。小児(幼児期以降)にも適応があり、早期装着による発達支援の観点から積極的に使用される場合がある。
2. 作業用手先具はない。
❌ 誤り。筋電義手にも各種ターミナルデバイス(手先具)が存在する。
3. 能動義手に比べ把持力が強い。
✅ 正しい。電動モーターによる把持力は索動式の約2〜3倍程度とされており、より強い把持・精密動作が可能。
4. 前腕義手にはハーネスが必要である。
❌ 誤り。筋電義手の大きな特徴の一つは**ハーネスが不要**であること(懸垂ソケットのみ)。ハーネスが必要なのは能動義手。
5. 前腕義手より上腕義手の症例が多い。
❌ 誤り。切断レベルでは**前腕切断が最多**であり、前腕義手の装着症例が上腕義手より多い。
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【試験対策ポイント】
筋電義手の特徴:**ハーネス不要・把持力大・筋電位(EMG)で制御・重い・高価・防水性低い・訓練が必要**。能動義手との比較で**ハーネスの有無と把持力の差**は必出事項。筋電義手は**前腕切断**への適用が最も多く、前腕屈筋群・伸筋群の2筋電位で開閉操作する。