第61回 作業療法士国家試験 午前 第43問
臨床心理学第61回午前
BPSD〈Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia〉はどれか。\n1. 失行\n2. 失認\n3. 抑うつ\n4. 記憶障害\n5. 見当識障害
- 1. 失行
- 2. 失認
- 3. 抑うつ ✓
- 4. 記憶障害
- 5. 見当識障害
正答:3番
解説
# 第61回 第A043問 解説
■ 正答:3番 — 抑うつ
BPSD(認知症の行動・心理症状)は認知症の中核症状に伴って出現する行動面・心理面の症状であり、抑うつ・不安・幻覚・妄想・徘徊・易怒性・睡眠障害・無気力などが含まれる。中核症状(記憶障害・見当識障害・失語・失行・失認・遂行機能障害)とは区別することが重要である。
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【各選択肢の解説】
1. 失行
❌ 誤り。失行は認知症の**中核症状**(高次脳機能障害)に分類される。BPSDではない。
2. 失認
❌ 誤り。失認も同様に**中核症状**。物体や人物・空間の認識障害であり、BPSDではない。
3. 抑うつ
✅ 正しい。抑うつ・不安・無気力などの心理症状は**BPSD**に含まれる。環境・ケアの工夫で改善が期待できる。
4. 記憶障害
❌ 誤り。記憶障害は認知症の最も代表的な**中核症状**。BPSDではない。
5. 見当識障害
❌ 誤り。見当識障害(時・場所・人の認識低下)も**中核症状**。BPSDではない。
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【試験対策ポイント】
**中核症状**(認知機能障害そのもの):記憶障害・見当識障害・失語・失行・失認・実行機能障害。**BPSD**(心理・行動症状):抑うつ・不安・幻覚・妄想・徘徊・焦燥・暴言暴力・睡眠障害・食行動異常・過食・性的逸脱行為など。**BPSDは環境・ケアの工夫・非薬物療法で改善できる**ことがOT介入の重要な根拠。