OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午前 第44問

臨床心理学第61回午前

第61回 作業療法士国家試験 午前 第44問(臨床心理学)の正答は 2 です。服薬アドヒアランスを低下させる要因として、服薬回数の増加は患者の日常生活上の負担を増大させ、飲み忘れ・拒薬の原因となる。

問題
統合失調症の服薬アドヒアランス〈服薬遵守〉を低下させるのはどれか。
  1. 1. 内服薬の種類を減らす。
  2. 2. 1日の服薬回数を増やす。
  3. 3. 治療の目標を患者と話し合う。
  4. 4. 副作用の出現を確認して対応する。
  5. 5. 長時間作用型注射製剤〈デポ剤〉を使用する。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 1日の服薬回数を増やす。

服薬アドヒアランスを低下させる要因として、服薬回数の増加は患者の日常生活上の負担を増大させ、飲み忘れ・拒薬の原因となる。統合失調症患者では認知機能低下・病識欠如・副作用への不満が加わるため、複雑な服薬スケジュールは特に遵守困難となる。


【各選択肢の解説】

1. 内服薬の種類を減らす。
❌ 誤り。アドヒアランスを向上させる要因。剤数の減少は管理負担を軽減し遵守率を高める。
2. 1日の服薬回数を増やす。
✅ 正しい(アドヒアランスを低下させる要因)。1日多回投与は飲み忘れが増え、遵守率が著しく低下する。
3. 治療の目標を患者と話し合う。
❌ 誤り。アドヒアランスを向上させる要因。患者参加による目標共有は動機づけを高める。
4. 副作用の出現を確認して対応する。
❌ 誤り。アドヒアランスを向上させる要因。副作用への迅速な対応は継続服薬を促す。
5. 長時間作用型注射製剤〈デポ剤〉を使用する。
❌ 誤り。アドヒアランスを向上させる要因。2〜4週に1回の注射で済むため、飲み忘れを防止できる。

【試験対策ポイント】

アドヒアランス向上策:剤数減・服薬回数減・デポ剤・心理教育・副作用管理・患者参加・治療目標の共有。アドヒアランス低下要因:服薬回数増・副作用・病識欠如・複雑なレジメン・支持体制の欠如。統合失調症では病識欠如・陰性症状(意欲低下)・認知機能低下がアドヒアランスを特に困難にする三大要因。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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