OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午前 第86問

臨床医学第61回午前

第61回 作業療法士国家試験 午前 第86問(臨床医学)の正答は 2 です。CTはX線を使った断層撮影で、MRIより撮影時間が短い。

問題
頭部MRIと比較したとき、頭部CTで正しいのはどれか。
  1. 1. 被ばくしない。
  2. 2. 短時間で撮影できる。 ✓
  3. 3. 脳幹部の病巣がわかりやすい。
  4. 4. 脳出血の診断には有効でない。
  5. 5. 急性期の脳梗塞の診断に有用である。

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.5%標準

39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 短時間で撮影できる。

CTはX線を使った断層撮影で、MRIより撮影時間が短い。このため救急で第一に行われることが多く、特に急性期の脳出血を高吸収域として明瞭に描出できる。一方、早期の脳梗塞や脳幹の病巣はMRIが優れる。


【各選択肢の解説】

1. 被ばくしない。
❌ 誤り。CTはX線(電離放射線)を使うので被ばくする。正しくは、被ばくしないのは磁場と電磁波を使うMRIである。
2. 短時間で撮影できる。
✅ 正しい。(=正答)頭部CTは短時間で撮影でき、体動の多い患者や重症例、救急の場面で有利である。
3. 脳幹部の病巣がわかりやすい。
❌ 誤り。後頭蓋窩は厚い骨に囲まれ、CTでは骨によるアーチファクトが出やすく脳幹・小脳の病巣が見えにくい。正しくは、脳幹部の病巣はMRIのほうがわかりやすい。
4. 脳出血の診断には有効でない。
❌ 誤り。急性期の出血はCTで高吸収域(白)として明瞭に写る。正しくは、CTは脳出血の診断に有効で、救急で第一に用いられる。
5. 急性期の脳梗塞の診断に有用である。
❌ 誤り。発症直後の梗塞はCTでは変化が乏しく、低吸収域が明らかになるには時間がかかる。正しくは、急性期の脳梗塞はMRIの拡散強調像(DWI)で早期から高信号として捉えやすい。

【試験対策ポイント】

CTMRI
原理X線磁場・電磁波
被ばくありなし
撮影時間短い長い
急性期脳出血高吸収域で明瞭—
急性期脳梗塞早期は描出困難DWIで早期から高信号
脳幹・後頭蓋窩骨のアーチファクト見やすい

体内金属・ペースメーカーがあるとMRIは制限される点も対比で覚える。

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