第61回 作業療法士国家試験 午後 第27問
臨床医学第61回午後
第61回 作業療法士国家試験 午後 第27問(臨床医学)の正答は 4 です。Guillain-Barré症候群は、先行感染の後に起こる自己免疫性の末梢神経障害で、運動神経を中心に感覚神経も障害される。
問題
Guillain-Barré症候群で正しいのはどれか。
- 1. 球麻痺は無い。
- 2. 先行原虫感染が誘因となる。
- 3. 髄液中のタンパク質が低下する。
- 4. 運動神経と感覚神経の障害である。 ✓
- 5. 末梢神経伝導検査で伝導速度が正常である。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.2%難問
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 運動神経と感覚神経の障害である。
Guillain-Barré症候群は、先行感染の後に起こる自己免疫性の末梢神経障害で、運動神経を中心に感覚神経も障害される。誤りの選択肢は、球麻痺・先行感染の種類・髄液・伝導検査の所見がそれぞれ逆になっている。
【各選択肢の解説】
1. 球麻痺は無い。
❌ 誤り。脳神経も障害され、顔面神経麻痺や嚥下・構音の障害(球麻痺)が起こることがある。重症では呼吸筋麻痺も起こる。正しくは、球麻痺は起こりうる。
❌ 誤り。脳神経も障害され、顔面神経麻痺や嚥下・構音の障害(球麻痺)が起こることがある。重症では呼吸筋麻痺も起こる。正しくは、球麻痺は起こりうる。
2. 先行原虫感染が誘因となる。
❌ 誤り。先行感染は原虫ではない。正しくは、カンピロバクター・ジェジュニなどの細菌や、サイトメガロウイルス・EBウイルスなどのウイルスによる上気道炎・胃腸炎が先行することが多い。
❌ 誤り。先行感染は原虫ではない。正しくは、カンピロバクター・ジェジュニなどの細菌や、サイトメガロウイルス・EBウイルスなどのウイルスによる上気道炎・胃腸炎が先行することが多い。
3. 髄液中のタンパク質が低下する。
❌ 誤り。髄液はタンパクが上昇し細胞数は増えない(タンパク細胞解離)。正しくは、髄液中のタンパク質は増加する。
❌ 誤り。髄液はタンパクが上昇し細胞数は増えない(タンパク細胞解離)。正しくは、髄液中のタンパク質は増加する。
4. 運動神経と感覚神経の障害である。
✅ 正しい。末梢神経(神経根を含む)の障害で、運動麻痺(下肢から始まり上行することが多い弛緩性麻痺・腱反射の低下や消失)に加え、しびれなどの感覚障害も起こる(=正答)。
✅ 正しい。末梢神経(神経根を含む)の障害で、運動麻痺(下肢から始まり上行することが多い弛緩性麻痺・腱反射の低下や消失)に加え、しびれなどの感覚障害も起こる(=正答)。
5. 末梢神経伝導検査で伝導速度が正常である。
❌ 誤り。神経伝導検査は診断に重要で、異常が見られる。正しくは、脱髄型では伝導速度の低下や伝導ブロックが、軸索型では活動電位の振幅低下が見られる。
❌ 誤り。神経伝導検査は診断に重要で、異常が見られる。正しくは、脱髄型では伝導速度の低下や伝導ブロックが、軸索型では活動電位の振幅低下が見られる。
【試験対策ポイント】
Guillain-Barré症候群の要点:
- 先行感染(細菌・ウイルス)→ 自己免疫で末梢神経が障害される
- 弛緩性の運動麻痺が主体・腱反射の低下や消失・感覚障害も伴う
- 脳神経麻痺(顔面神経麻痺・球麻痺)や呼吸筋麻痺、自律神経障害を伴うことがある
- 髄液:タンパク細胞解離(タンパク↑・細胞数は正常)
- 神経伝導検査:脱髄型=伝導速度低下・伝導ブロック/軸索型=振幅低下
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