OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午後 第44問

臨床医学第61回午後

第61回 作業療法士国家試験 午後 第44問(臨床医学)の正答は 4 です。せん妄は軽い意識障害(意識の混濁)を土台に、注意の障害や幻覚が急に起こり、1日のうちで変動する。

問題
せん妄と認知症を見分ける最も有効な所見はどれか。
  1. 1. 幻覚
  2. 2. 不安
  3. 3. 易怒性
  4. 4. 意識障害 ✓
  5. 5. 見当識障害

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.2%難問

37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 意識障害

せん妄は軽い意識障害(意識の混濁)を土台に、注意の障害や幻覚が急に起こり、1日のうちで変動する。認知症は原則として意識が清明なまま認知機能が低下する。両者を分ける軸は意識障害の有無である。


【各選択肢の解説】

1. 幻覚
❌ 誤り。せん妄では幻視が多いが、レビー小体型認知症でも幻視がみられ、幻覚だけでは見分けられない。正しくは見分けの軸は意識障害の有無である。
2. 不安
❌ 誤り。不安はせん妄にも認知症にもみられる。正しくは両者に共通する症状で、見分けには使えない。
3. 易怒性
❌ 誤り。怒りっぽさはせん妄にも認知症(行動・心理症状)にもみられる。正しくは両者に共通する症状である。
4. 意識障害
✅ 正しい。(=正答)せん妄の中心は意識の混濁と注意の障害である。認知症では原則として意識は清明である。
5. 見当識障害
❌ 誤り。見当識障害はせん妄でも認知症でも起こる。正しくは両者に共通する症状で、見分けの決め手にはならない。

【試験対策ポイント】

項目せん妄認知症
発症急(数時間〜数日)ゆっくり
経過1日の中で変動(夜間に悪化しやすい)比較的一定
意識混濁あり原則として清明
注意著しく障害初期は比較的保たれる
回復原因を除くと改善しうる多くは進行性
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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