第61回 作業療法士国家試験 午後 第88問
臨床医学第61回午後
第61回 作業療法士国家試験 午後 第88問(臨床医学)の正答は 3 です。アキレス腱が断裂すると、下腿三頭筋の張力が踵骨に伝わらない。
問題
アキレス腱断裂で正しいのはどれか。
- 1. つま先立ちは可能である。
- 2. 学童期に集中的に発生する。
- 3. Thompsonテスト陽性となる。 ✓
- 4. 足関節背屈位でギプス固定する。
- 5. 陳旧例は端々縫合術の適応である。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.5%標準
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — Thompsonテスト陽性となる。
アキレス腱が断裂すると、下腿三頭筋の張力が踵骨に伝わらない。腹臥位で下腿三頭筋をつかんでも足関節が底屈しない=Thompsonテスト陽性が診断の手がかりになる。
【各選択肢の解説】
1. つま先立ちは可能である。
❌ 誤り。下腿三頭筋の張力が踵骨に伝わらないため、患側での片脚つま先立ちはできない。正しくは患側の片脚つま先立ちは不能になる。
❌ 誤り。下腿三頭筋の張力が踵骨に伝わらないため、患側での片脚つま先立ちはできない。正しくは患側の片脚つま先立ちは不能になる。
2. 学童期に集中的に発生する。
❌ 誤り。学童期には少ない。正しくは30〜40歳代を中心とした成人が、スポーツ中の踏み込みやジャンプで受傷することが多い。
❌ 誤り。学童期には少ない。正しくは30〜40歳代を中心とした成人が、スポーツ中の踏み込みやジャンプで受傷することが多い。
3. Thompsonテスト陽性となる。(=正答)
✅ 正しい。腹臥位で下腿三頭筋を把持しても足関節の底屈が起こらなければ陽性で、アキレス腱断裂を示す。
✅ 正しい。腹臥位で下腿三頭筋を把持しても足関節の底屈が起こらなければ陽性で、アキレス腱断裂を示す。
4. 足関節背屈位でギプス固定する。
❌ 誤り。背屈位では断端が引き離される。正しくは断端を寄せるため足関節底屈位(尖足位)で固定し、段階的に底屈角度を減らす。
❌ 誤り。背屈位では断端が引き離される。正しくは断端を寄せるため足関節底屈位(尖足位)で固定し、段階的に底屈角度を減らす。
5. 陳旧例は端々縫合術の適応である。
❌ 誤り。陳旧例では断端が退縮して間隙が残り、端々縫合が難しい。正しくは陳旧例には腱移植や腱弁による再建術を行い、端々縫合は新鮮例で行う。
❌ 誤り。陳旧例では断端が退縮して間隙が残り、端々縫合が難しい。正しくは陳旧例には腱移植や腱弁による再建術を行い、端々縫合は新鮮例で行う。
【試験対策ポイント】
| 項目 | アキレス腱断裂 |
|---|---|
| 好発 | 30〜40歳代のスポーツ中 |
| 所見 | Thompsonテスト陽性・片脚つま先立ち不能・断裂部の陥凹 |
| 保存療法 | 底屈位(尖足位)で固定 |
| 手術 | 新鮮例=端々縫合、陳旧例=再建術 |
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