OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午後 第89問

臨床医学第61回午後

第61回 作業療法士国家試験 午後 第89問(臨床医学)の正答は 2 です。手の舟状骨は栄養血管が主に遠位側から入る。

問題
骨折後に偽関節を生じやすいのはどれか。
  1. 1. 鎖骨遠位部
  2. 2. 手の舟状骨 ✓
  3. 3. 橈骨遠位部
  4. 4. 中手骨骨幹部
  5. 5. 上腕骨骨幹部

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 67.6%標準

37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 手の舟状骨

手の舟状骨は栄養血管が主に遠位側から入る。そのため腰部(中央部)の骨折では近位骨片の血流が乏しくなり、骨癒合が遅れて偽関節や近位骨片の壊死を起こしやすい(結節部・遠位部の骨折は癒合が良い)。


【各選択肢の解説】

1. 鎖骨遠位部
❌ 誤り。正しくは、鎖骨は血流が豊富で、骨折の多くは保存療法で骨癒合する。遠位部では骨片が転位する型で癒合が問題になることがあるが、舟状骨のように血流の乏しさから偽関節になる部位ではない。
2. 手の舟状骨
✅ 正しい(=正答)。腰部の骨折では近位骨片への血流が乏しく、偽関節・骨壊死を起こしやすい。初回のX線で骨折線が見えにくく、見逃されやすい。
3. 橈骨遠位部
❌ 誤り。海綿骨が多く血流も豊富で、骨癒合は良好である。正しくは、橈骨遠位端骨折で問題になりやすいのは変形癒合である。
4. 中手骨骨幹部
❌ 誤り。中手骨骨幹部骨折は骨癒合が良好なことが多い。正しくは、問題になりやすいのは回旋変形などの変形癒合である。
5. 上腕骨骨幹部
❌ 誤り。正しくは、上腕骨骨幹部骨折は多くが保存療法で骨癒合する。合併症として注意するのは橈骨神経麻痺である。

【試験対策ポイント】

偽関節・骨壊死を起こしやすい骨折(血流が乏しくなりやすい部位)

  • 手の舟状骨の腰部骨折(近位骨片)
  • 大腿骨頸部(内側)骨折
  • 脛骨骨幹部の遠位1/3
  • 距骨頸部(骨壊死)
舟状骨骨折は解剖学的嗅ぎタバコ窩の圧痛が手がかり。

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