第6章|腫瘍

病理学 第6章

6-1 腫瘍とは

腫瘍は細胞が自律的・過剰に増殖したもの。良性と悪性に分けます。

良性腫瘍悪性腫瘍(がん)
発育遅い・膨張性速い・浸潤性
転移しないする
異型性弱い強い
再発少ない多い

良性・悪性を分ける最大のポイントは浸潤と転移の有無。良性でも発生部位(脳など)によっては生命に関わることがある点にも注意。

6-2 がんの分類と転移

  • がん腫(癌)=上皮性肉腫=非上皮性(骨・筋など)
  • 転移経路:血行性・リンパ行性・播種(体腔内に散らばる)

6-3 発がんと全身への影響

  • 発がん因子:化学物質・放射線・ウイルス・喫煙
  • 悪液質(カヘキシア):進行がんで著しくやせ衰える状態
  • 進行度はTNM分類(腫瘍の広がり・リンパ節・遠隔転移)で評価

「癌(がん腫)」は上皮から、「肉腫」は骨・筋・脂肪など非上皮から発生。骨肉腫は若年・膝周囲に多い(整形外科学も参照)。