第2章|胎児期・原始反射・姿勢反射

人間発達学 第2章

2-1 胎児期・新生児期

  • 受精から出生まで約40週。器官が形成される妊娠初期(器官形成期)は催奇形因子に弱い
  • 新生児:生後4週まで。原始反射が優位で、大脳皮質の発達とともに消えていく

2-2 原始反射

脳幹・脊髄レベルの反射で、生後数か月で中枢神経の成熟とともに消失します。消失時期の遅れは発達の問題を示唆します。

原始反射内容消失の目安
モロー反射驚きで両上肢を開いて抱きつく動き4〜6か月
把握反射(手掌)手のひらを刺激すると握る4〜6か月
非対称性緊張性頸反射(ATNR)顔を向けた側の手足が伸び、反対が屈曲4〜6か月
吸啜反射口に触れたものを吸う4〜6か月

原始反射が消えるべき時期を過ぎても残るのは異常(脳性麻痺など)。逆に、立ち直り反射やパラシュート反応(保護伸展反応)は発達とともに出現する。

2-3 姿勢反射(発達とともに出現)

  • 立ち直り反射:頭・体を正しい位置に戻す(生後数か月〜)
  • パラシュート反応(保護伸展反応):前方に倒れそうになると手を出す(生後9か月ごろ〜、生涯持続)