第7章|リハビリテーションのリスク管理

内科学 第7章

7-1 運動療法のリスク管理

リハでは実施前・実施中・実施後のバイタル確認が基本。開始前に全身状態を評価します。

  • 確認項目:脈拍・血圧・呼吸・体温・SpO2・自覚症状
  • 中止を判断する所見:胸痛・強い息切れ・チアノーゼ・冷汗・めまい・不整脈

7-2 アンダーソン・土肥の基準(運動中止の目安)

区分目安(代表例)
行わない安静時脈拍120/分以上・拡張期120mmHg以上・収縮期200mmHg以上・発熱
中止する運動中脈拍140/分を超える・危険な不整脈・強い息切れや胸痛
いったん休む脈拍が運動時の30%以上増加・軽い動悸や息切れ

数値は目安。胸痛・冷汗・意識障害・チアノーゼなど「症状」が出たら数値に関わらず直ちに中止する。

7-3 生活習慣病予防とチーム医療

  • 運動は有酸素運動が基本(強度はややきついと感じる程度=ボルグ11〜13)
  • リスク管理はチーム(医師・看護・リハ・栄養)で共有。医師の運動許可・中止基準を確認

リハ職に必要なのは「動かす」だけでなく安全に動かすための評価と中止判断。バイタルと自覚症状のセット確認を習慣にする。