第1章|作業療法総論・評価

作業療法学(評価・治療) 第1章

1-1 作業療法とは

作業療法は「作業(意味のある活動)」を治療手段として用い、心身機能・活動・参加の回復や維持を図るリハビリテーションです。「作業」には日常生活動作・仕事・遊び・趣味などが含まれます。

作業療法の「作業」は単なる手仕事ではなく、対象者にとって意味のある目的活動。作業を通して機能を高め、生活・参加につなげるのが理学療法との違いです。

1-2 作業療法評価の流れ

  • 情報収集 → 面接・観察・検査測定 → 統合と解釈 → 目標設定 → 治療計画
  • 対象者の「したい・する必要がある作業」を大切にする(作業中心の視点)

1-3 主な評価法

評価内容
COPM(カナダ作業遂行測定)本人が重要と考える作業の遂行度・満足度を面接で評価
ADL評価(FIM・BI)日常生活の自立度・介助量(リハビリテーション医学参照)
観察評価作業場面での動作・対人交流・集中を観察

作業療法は対象者本人が意味を感じる作業を軸に組み立てます。COPMは「本人が重要と考える作業」の遂行度・満足度を測る、作業中心の代表的評価。