第4章|脊椎疾患

整形外科学 第4章

4-1 腰椎椎間板ヘルニア

  • 好発:L4/5・L5/S1。髄核が後方へ脱出し神経根を圧迫
  • 症状:腰痛・下肢の放散痛(坐骨神経痛)・しびれ
  • 徴候:下肢伸展挙上テスト(SLR/ラセーグ)陽性

椎間板ヘルニアは前屈(前かがみ)で悪化しやすい。次項の脊柱管狭窄症(後屈で悪化・前屈で軽快)と対で覚える。

4-2 腰部脊柱管狭窄症

  • 高齢者に多い。脊柱管が狭くなり馬尾・神経根を圧迫
  • 間欠性跛行:歩くと下肢がしびれ、休むと軽快
  • 前屈で軽快・後屈(伸展)で悪化(自転車はこげる)

4-3 その他の脊椎疾患

  • 頸椎症性脊髄症:手指の巧緻運動障害・歩行障害(脊髄症状)
  • 側弯症:思春期特発性が多い(女子)。コブ角で評価
  • 骨粗鬆症性椎体圧迫骨折:高齢者・円背・身長低下

間欠性跛行は脊柱管狭窄症(神経性)閉塞性動脈硬化症(血管性)の両方で起こる。前屈で軽快するなら脊柱管狭窄症を疑う。