第5章|変性・炎症性関節疾患

整形外科学 第5章

5-1 変形性関節症(OA)

  • 加齢・力学的負荷による関節軟骨の摩耗(一次性)。荷重関節(膝・股)に多い
  • 手指:ヘバーデン結節(DIP)ブシャール結節(PIP)
  • X線:関節裂隙狭小化・骨棘・軟骨下骨硬化・骨嚢胞

5-2 関節リウマチ(RA)

  • 自己免疫疾患。中年女性に多い。滑膜炎から関節破壊へ
  • 特徴:朝のこわばり・対称性・多関節・手指のMCP/PIP(DIPは少ない)
  • 変形:尺側偏位・スワンネック変形・ボタン穴変形・外反母趾
  • 危険:環軸椎(頸椎)亜脱臼→頸部の過度な運動に注意
変形性関節症(OA)関節リウマチ(RA)
成因加齢・力学的自己免疫(炎症)
手指DIP(ヘバーデン)MCP・PIP(DIPは少)
朝のこわばり短い/軽い長い(30分以上)
左右非対称のことも対称性

RAでDIP関節はおかされにくい(DIPはOA=ヘバーデン結節)。RAはMCP・PIP・手関節が中心。ここが鑑別の要。

5-3 その他の関節疾患

  • 痛風:高尿酸血症・第1中足趾節(母趾)の激痛・中年男性
  • 化膿性関節炎:細菌感染・発熱・関節の発赤腫脹(緊急)