精神医学は心の働きの障害(精神疾患)の原因・症状・治療を扱う医学です。まず、疾患を診断する土台となる精神症状を機能ごとに整理します。
| 領域 | 代表的な症状 |
|---|---|
| 意識 | せん妄(意識混濁+興奮・幻覚。急性で変動)・昏睡 |
| 知覚 | 幻覚(対象なき知覚。統合失調症は幻聴が多い)・錯覚 |
| 思考 | 妄想(訂正不能な誤った確信)・観念奔逸(躁)・思考制止(うつ) |
| 感情 | 抑うつ・爽快・不安・感情鈍麻 |
| 意欲 | 意欲低下(うつ・陰性症状)・精神運動興奮 |
| 記憶 | 健忘・見当識障害(認知症) |
幻覚=対象がないのに知覚する、錯覚=実在するものを誤って知覚。統合失調症の幻覚は幻聴が最多。用語の定義がそのまま問われる。
精神疾患は原因から内因・外因・心因に大別されます。この枠組みで各疾患を整理すると、治療の方向性(薬物か・環境調整か)も見えてきます。