理学療法士とは
この記事の執筆者: 現役の理学療法士が、臨床経験と国家試験の出題傾向をもとに執筆・監修しています。
理学療法士(PT: Physical Therapist)は、身体の運動機能の回復・維持・改善を専門とするリハビリテーション職です。「また歩けるようになりたい」という患者の願いを支える仕事。
1. 理学療法士の仕事内容
PTが関わる疾患の幅は想像以上に広い。脳卒中後の麻痺、骨折術後のリハビリ、慢性心不全の運動療法、スポーツ選手の復帰支援——現場ではほぼ毎日異なる状況への対応が求められる。
- 運動機能障害:骨折・関節疾患・手術後のROM制限・筋力低下
- 神経系疾患:脳卒中後の片麻痺・パーキンソン病・脊髄損傷
- 内部障害:心疾患・呼吸器疾患・糖尿病・慢性腎不全
- スポーツ障害:靱帯損傷・腱炎・疲労骨折の回復支援
- 小児リハビリ:脳性麻痺・筋ジストロフィーなどの運動発達支援
- 廃用症候群:長期臥床による筋萎縮・関節拘縮の予防と回復
2. 活躍の場
3. 理学療法士になるには
| ルート | 内容 |
|---|
| 4年制大学(理学療法学科) | 大学卒業と同時に国家試験受験資格 |
| 短期大学・専門学校(3〜4年制) | 3〜4年間の専門教育後に受験資格 |
| 大学院(修士課程) | 研究職・高度専門職を目指す場合 |
4. 国家試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|
| 根拠法 | 理学療法士及び作業療法士法(1965年制定) |
| 試験実施 | 毎年3月(厚生労働省実施) |
| 試験形式 | 筆記試験 200問(午前100問・午後100問) |
| 試験時間 | 各100分 |
| 合格基準 | 120点以上(実地問題は別基準あり) |
| 合格率 | 例年80〜90% |
| 受験者数 | 約12,000〜13,000人/年 |
PTカコモンについて PTカコモンは理学療法士国家試験の過去問を無料で演習できるWebアプリです。第59〜61回の問題をカバーし、科目別・年度別フィルター、詳細な解説、学習履歴の記録など充実した機能を提供しています。
6. 理学療法士の魅力
- 患者が「また歩けた」瞬間に立ち会えるやりがいのある仕事
- 急性期から生活期まで、切れ目なく患者を支えるポジション
- 高齢化社会の進展で需要が増し続けている国家資格
- スポーツ・小児・内部障害など専門分野が多岐にわたる
💡 臨床メモ: 脳卒中後の患者さんが、入院時は寝たきりだったのに退院時には杖歩行で自宅に戻れた。そういう場面に毎日立ち会えるのが、PTという仕事を続ける原動力です。
よくある誤解
- 「PTとOTは同じ」→ PTは主に身体機能(歩行・筋力)、OTは日常生活動作(手の機能・作業)に特化。
- 「PTは電気をあてるだけ」→ 運動療法・歩行訓練・評価が主業務。物理療法は補助的な位置づけ。
- 「PT国試は簡単」→ 合格率は例年80〜90%だが難問・新出テーマへの対応が必要。落ちる人は毎年1,000〜2,000人いる。
PT国試対策を始めよう
PTカコモンで過去問を解いて、理学療法士国家試験に向けた学習を今すぐスタートできます。
無料で演習する
※ 本記事は現役の理学療法士が執筆・監修しています。
最終更新: 2026年5月