第50回 理学療法士国家試験 午前 第40問
理学療法治療学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第40問(理学療法治療学)の正答は 1 です。インスリンや一部の経口血糖降下薬で治療中の患者は、運動で筋の糖の取り込みが増えるため、運動中だけでなく運動後にも低血糖が起こりうる。
問題
運動後に低血糖症状を起こしやすい薬物治療中の糖尿病患者への運動療法として適切なのはどれか。
- 1. 段階的に運動量を増やす。 ✓
- 2. 運動の頻度を週1回とする。
- 3. 食後30分以内に運動を開始する。
- 4. インスリン注射直後に運動を開始する。
- 5. 高強度の筋力トレーニングを主体とする。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 69.2%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 段階的に運動量を増やす。
インスリンや一部の経口血糖降下薬で治療中の患者は、運動で筋の糖の取り込みが増えるため、運動中だけでなく運動後にも低血糖が起こりうる。運動量を少しずつ増やし、血糖の反応を確かめながら進めることが安全につながる。
【各選択肢の解説】
1. 段階的に運動量を増やす。
✅ 正しい。低い量から始めて段階的に増やせば、どの程度の運動で血糖がどれだけ下がるかを確かめながら進められ、低血糖を避けやすい。
✅ 正しい。低い量から始めて段階的に増やせば、どの程度の運動で血糖がどれだけ下がるかを確かめながら進められ、低血糖を避けやすい。
2. 運動の頻度を週1回とする。
❌ 誤り。運動による血糖を下げる効果は長く続かない。正しくは週3回以上、運動しない日が2日以上続かないように行う(日本糖尿病学会 糖尿病診療ガイドライン)。
❌ 誤り。運動による血糖を下げる効果は長く続かない。正しくは週3回以上、運動しない日が2日以上続かないように行う(日本糖尿病学会 糖尿病診療ガイドライン)。
3. 食後30分以内に運動を開始する。
❌ 誤り。食直後は消化吸収の途中である。正しくは食後1時間前後、血糖が上がってくる頃に行うのが勧められ、食後高血糖の抑制にも効く。
❌ 誤り。食直後は消化吸収の途中である。正しくは食後1時間前後、血糖が上がってくる頃に行うのが勧められ、食後高血糖の抑制にも効く。
4. インスリン注射直後に運動を開始する。
❌ 誤り。注射直後に運動すると、注射部位の血流が増えてインスリンの吸収が速まり、低血糖を起こしやすい。正しくは注射直後やインスリンの効果が強い時間帯の運動を避ける。
❌ 誤り。注射直後に運動すると、注射部位の血流が増えてインスリンの吸収が速まり、低血糖を起こしやすい。正しくは注射直後やインスリンの効果が強い時間帯の運動を避ける。
5. 高強度の筋力トレーニングを主体とする。
❌ 誤り。高強度の運動は血圧の急上昇を招き、網膜症などの合併症を悪化させるおそれがある。正しくは中等度の有酸素運動を主体とし、レジスタンス運動は組み合わせて行う。
❌ 誤り。高強度の運動は血圧の急上昇を招き、網膜症などの合併症を悪化させるおそれがある。正しくは中等度の有酸素運動を主体とし、レジスタンス運動は組み合わせて行う。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 原則 |
|---|---|
| 種類 | 中等度の有酸素運動が主体+レジスタンス運動 |
| 頻度 | 週3回以上(運動しない日を2日以上続けない) |
| 時間帯 | 食後1時間前後 |
| 低血糖対策 | 段階的に増やす・補食を持つ・注射直後を避ける |
(日本糖尿病学会 糖尿病診療ガイドライン)
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