第50回 理学療法士国家試験 午前 第61問
生理学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 4 です。神経線維は太さと髄鞘の有無で性質が決まる。
問題
神経線維の特徴で正しいのはどれか。
- 1. 脳の白質は無髄神経線維である。
- 2. 無髄神経線維はRanvier絞輪を有する。
- 3. 自律神経節後線維は有髄神経線維である。
- 4. 有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい。 ✓
- 5. 有髄神経線維の伝導速度は線維の直径と反比例する。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 51.6%標準
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい
神経線維は太さと髄鞘の有無で性質が決まる。圧迫には太い有髄線維ほど弱く、伝導速度は太いほど速い。
【各選択肢の解説】
1. 脳の白質は無髄神経線維である。
❌ 誤り。白質が白く見えるのは髄鞘(脂質に富む)を持つ線維が集まるためである。正しくは、白質は主に有髄神経線維からなり、神経細胞体が集まる部分が灰白質である。
❌ 誤り。白質が白く見えるのは髄鞘(脂質に富む)を持つ線維が集まるためである。正しくは、白質は主に有髄神経線維からなり、神経細胞体が集まる部分が灰白質である。
2. 無髄神経線維はRanvier絞輪を有する。
❌ 誤り。Ranvier絞輪は髄鞘と髄鞘の切れ目である。正しくは、Ranvier絞輪は有髄神経線維にあり、ここを興奮が跳ぶ跳躍伝導が起こる。
❌ 誤り。Ranvier絞輪は髄鞘と髄鞘の切れ目である。正しくは、Ranvier絞輪は有髄神経線維にあり、ここを興奮が跳ぶ跳躍伝導が起こる。
3. 自律神経節後線維は有髄神経線維である。
❌ 誤り。正しくは、自律神経の節後線維は無髄(C線維)で、節前線維が有髄(B線維)である。
❌ 誤り。正しくは、自律神経の節後線維は無髄(C線維)で、節前線維が有髄(B線維)である。
4. 有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい。
✅ 正しい。太い有髄線維ほど圧迫に弱い。そのため圧迫性の神経障害では運動・触圧覚・位置覚がまず障害され、細い線維が伝える痛覚・温度覚は残りやすい。
✅ 正しい。太い有髄線維ほど圧迫に弱い。そのため圧迫性の神経障害では運動・触圧覚・位置覚がまず障害され、細い線維が伝える痛覚・温度覚は残りやすい。
5. 有髄神経線維の伝導速度は線維の直径と反比例する。
❌ 誤り。正しくは、有髄線維の伝導速度は直径に比例し、太いほど速い。
❌ 誤り。正しくは、有髄線維の伝導速度は直径に比例し、太いほど速い。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 太い有髄線維 | 細い線維(無髄C線維など) |
|---|---|---|
| 伝導速度 | 速い | 遅い |
| 圧迫 | 障害されやすい | 障害されにくい |
| 局所麻酔 | 遮断されにくい | 先に遮断される |
「圧迫は太い線維から、局所麻酔は細い線維から」と向きが逆になる点が問われる。
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