PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第62問

生理学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 2 です。折りたたみナイフ現象は、痙縮筋を他動的に伸ばすと初めは抵抗が強く、ある所で急に抵抗が抜ける現象である。

問題
折りたたみナイフ現象に関与する感覚神経線維はどれか。
  1. 1. Ⅰa
  2. 2. Ⅰb ✓
  3. 3. Ⅱ
  4. 4. Ⅲ
  5. 5. Ⅳ

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.8%標準

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — Ⅰb

折りたたみナイフ現象は、痙縮筋を他動的に伸ばすと初めは抵抗が強く、ある所で急に抵抗が抜ける現象である。古典的には、腱の張力を感じるGolgi腱器官からのⅠb線維が同じ筋を抑制する(Ⅰb抑制=自原抑制)ためと説明される。


【各選択肢の解説】

1. Ⅰa
❌ 誤り。Ⅰa線維は筋紡錘の一次終末からの線維で、伸張反射(腱反射)を起こす。正しくは、Ⅰaは伸張に対して筋を収縮させる側に働き、抵抗が抜ける現象の担い手ではない。
2. Ⅰb
✅ 正しい(=正答)。Golgi腱器官は筋が強く張力を出すと興奮し、Ⅰb線維を介して脊髄の抑制性介在ニューロンを動かし、同じ筋の運動ニューロンを抑える。伸張で張力が高まった所で抵抗が急に抜けるのはこの抑制による。
3. Ⅱ
❌ 誤り。正しくは、Ⅱ群線維は筋紡錘の二次終末からの線維で、筋の長さの情報を伝える。
4. Ⅲ
❌ 誤り。正しくは、Ⅲ群線維(Aδに相当)は速い痛み・温度覚などを伝える細い有髄線維である。
5. Ⅳ
❌ 誤り。正しくは、Ⅳ群線維(Cに相当)は遅い痛み・温度覚などを伝える無髄線維である。

【試験対策ポイント】

線維受容器働き
Ⅰa筋紡錘(一次終末)伸張反射
ⅠbGolgi腱器官Ⅰb抑制(自原抑制)→折りたたみナイフ現象
Ⅱ筋紡錘(二次終末)筋の長さ
Ⅲ(Aδ)自由神経終末速い痛み
Ⅳ(C)自由神経終末遅い痛み
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