PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第62問

生理学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 2 です。折りたたみナイフ現象は痙縮筋を他動的に伸張すると初めは強く抵抗し、ある点で急に抵抗が消失する現象です。

問題
折りたたみナイフ現象に関与する感覚神経線維はどれか。
  1. 1. Ⅰa
  2. 2. Ⅰb
  3. 3. Ⅱ
  4. 4. Ⅲ
  5. 5. Ⅳ

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — Ⅰb

折りたたみナイフ現象は痙縮筋を他動的に伸張すると初めは強く抵抗し、ある点で急に抵抗が消失する現象です。これは腱(筋腱移行部)にあるゴルジ腱器官からのⅠb線維が興奮し、自己抑制(Ib抑制)を起こすためとされます。


【各選択肢の解説】

1. Ⅰa
❌ 誤り。Ⅰa線維は筋紡錘からの求心性線維で、伸張反射(腱反射)を起こします。折りたたみナイフ現象の主役ではありません。
2. Ⅰb
✅ 正しい。Ⅰb線維はゴルジ腱器官からの求心性線維で、過度な張力を感知して同名筋を抑制(Ib抑制/自原抑制)し、折りたたみナイフ現象を生じます。
3.
❌ 誤り。Ⅱ線維は筋紡錘の二次終末や触圧覚を伝えますが、本現象の主因ではありません。
4.
❌ 誤り。Ⅲ線維(Aδ)は痛覚・温度覚・圧覚を伝える線維で、関与しません。
5.
❌ 誤り。Ⅳ線維(C線維)は鈍い痛みや温度覚を伝える無髄線維で、関与しません。

【試験対策ポイント】

求心性線維とその受容器を整理。Ⅰa=筋紡錘(伸張反射)、Ⅰb=ゴルジ腱器官(Ib抑制=折りたたみナイフ現象)、Ⅱ=筋紡錘二次終末・触圧覚、Ⅲ(Aδ)=速い痛み、Ⅳ(C)=遅い痛み。「折りたたみナイフ=腱器官=Ⅰb=自原抑制」をワンセットで暗記すると確実です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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