第50回 理学療法士国家試験 午後 第1問
理学療法評価学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第1問(理学療法評価学)の正答は 4・5 です。図の基本軸(実線)・移動軸(破線)・測定肢位が、関節可動域表示ならびに測定法の取り決めどおりかを見分ける問題である。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩水平伸展
- 2. 肩外旋
- 3. 手伸展
- 4. 母指尺側内転 ✓
- 5. 小指外転 ✓
正答:4・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 40%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4・5番 — 母指尺側内転・小指外転
図の基本軸(実線)・移動軸(破線)・測定肢位が、関節可動域表示ならびに測定法の取り決めどおりかを見分ける問題である。母指尺側内転(基本軸=示指、移動軸=母指)と小指外転(基本軸=第3中手骨延長線、移動軸=第5指軸)が基準どおりに描かれている(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会 関節可動域表示ならびに測定法)。
【各選択肢の解説】
1. 肩水平伸展
❌ 誤り。図は上肢を前方に挙げた位置の線を基本軸にして、そこから外側へ開く角度をとっている。正しくは、肩関節90°外転位を開始肢位とし、基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線(左右の肩峰を結ぶ向きの線)、移動軸は上腕骨で、そこから後方へ動かす角度を測る。
❌ 誤り。図は上肢を前方に挙げた位置の線を基本軸にして、そこから外側へ開く角度をとっている。正しくは、肩関節90°外転位を開始肢位とし、基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線(左右の肩峰を結ぶ向きの線)、移動軸は上腕骨で、そこから後方へ動かす角度を測る。
2. 肩外旋
❌ 誤り。図は頭の上から見た図で、上肢を肘伸展位のまま前方へ挙上し、基本軸と移動軸の交点(角の頂点)を肩に置いて、肩の位置から角度をとっている。正しくは、上腕を体幹に接して肘90°屈曲・前腕中間位とし、肘を頂点に、基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨として前腕の振れで測る。
❌ 誤り。図は頭の上から見た図で、上肢を肘伸展位のまま前方へ挙上し、基本軸と移動軸の交点(角の頂点)を肩に置いて、肩の位置から角度をとっている。正しくは、上腕を体幹に接して肘90°屈曲・前腕中間位とし、肘を頂点に、基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨として前腕の振れで測る。
3. 手伸展
❌ 誤り。図は角の頂点が手関節でなく前腕の途中にあり、破線も第2中手骨に沿っていない。正しくは、前腕中間位で基本軸を橈骨、移動軸を第2中手骨とし、手関節を頂点に角度を測る。
❌ 誤り。図は角の頂点が手関節でなく前腕の途中にあり、破線も第2中手骨に沿っていない。正しくは、前腕中間位で基本軸を橈骨、移動軸を第2中手骨とし、手関節を頂点に角度を測る。
4. 母指尺側内転
✅ 正しい。基本軸は示指(橈骨の延長上)、移動軸は母指で、手掌面上で母指を示指に近づける運動として描かれている。橈側外転と対になる運動で、角度は両軸のなす角で読む。
✅ 正しい。基本軸は示指(橈骨の延長上)、移動軸は母指で、手掌面上で母指を示指に近づける運動として描かれている。橈側外転と対になる運動で、角度は両軸のなす角で読む。
5. 小指外転
✅ 正しい。指の外転・内転は第3中手骨延長線を基本軸とし、各指の軸を移動軸とする。図は中指の線を基本軸として小指が離れる向きに動いており、基準どおりである。
✅ 正しい。指の外転・内転は第3中手骨延長線を基本軸とし、各指の軸を移動軸とする。図は中指の線を基本軸として小指が離れる向きに動いており、基準どおりである。
【試験対策ポイント】
| 運動 | 基本軸 | 移動軸 | 肢位・注意 |
|---|---|---|---|
| 肩水平屈曲・伸展 | 肩峰を通る矢状面への垂直線 | 上腕骨 | 肩90°外転位から |
| 肩外旋・内旋 | 肘を通る前額面への垂直線 | 尺骨 | 上腕を体幹に接し肘90°屈曲・前腕中間位 |
| 手屈曲・伸展 | 橈骨 | 第2中手骨 | 前腕中間位 |
| 母指橈側外転・尺側内転 | 示指(橈骨の延長上) | 母指 | 手掌面上の運動 |
| 指外転・内転 | 第3中手骨延長線 | 第2・4・5指軸 | 中指は橈側外転・尺側外転 |
(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会 関節可動域表示ならびに測定法)
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