PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第2問

理学療法評価学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第2問(理学療法評価学)の正答は 4 です。図はベッド端に腰掛け、体幹をやや前傾させた端座位です。

問題
Danielsらの徒手筋力テストにおける開始肢位を図に示す。段階3の検査の対象として適切でないのはどれか。
第50回午後第2問 図
  1. 1. 腸腰筋
  2. 2. 縫工筋
  3. 3. 前脛骨筋
  4. 4. 大腿四頭筋
  5. 5. 股関節内旋筋群

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 大腿四頭筋

図はベッド端に腰掛け、体幹をやや前傾させた端座位です。この肢位は股関節屈曲(腸腰筋)の段階3検査肢位に相当し、膝伸展(大腿四頭筋)段階3の検査には適しません。大腿四頭筋の段階3は座位で膝を全可動域伸展させて判定します。


【各選択肢の解説】

1. 腸腰筋
✅ 適切。端座位で股関節を屈曲(大腿を持ち上げる)させる運動が腸腰筋の段階3検査肢位です。
2. 縫工筋
✅ 適切。座位での股関節屈曲・外転・外旋+膝屈曲の複合運動で評価でき、座位は段階3検査に対応します。
3. 前脛骨筋
✅ 適切。座位で足関節の背屈・内反を行わせて評価でき、重力に抗する段階3検査が可能です。
4. 大腿四頭筋
❌ 適切でない。図の端座位は股関節屈曲位であり、膝伸展(大腿四頭筋)段階3は膝を伸展しきる運動で判定するため、この開始肢位は対象として不適切です。
5. 股関節内旋筋群
✅ 適切。座位で下腿を外側へ振る運動により股関節内旋筋群を段階3で評価できます。

【試験対策ポイント】

MMTの段階3=重力に抗して全可動域。座位(端座位)で評価する代表筋は腸腰筋・大腿四頭筋(膝伸展)・前脛骨筋・股関節内旋/外旋筋群ですが、開始肢位で運動方向が決まる点に注意。図のように「股関節屈曲位の端座位」は膝伸展運動の開始肢位にならないため大腿四頭筋が除外されます。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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