第50回 理学療法士国家試験 午後 第51問
解剖学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第51問(解剖学)の正答は 5 です。成長期の長管骨では、骨端(関節側)と骨幹端の境界に成長軟骨板(骨端線)があり、ここで軟骨内骨化が進んで骨が長軸方向に伸びます。
問題
骨について正しいのはどれか。
- 1. 皮質骨は骨梁から形成される。
- 2. 皮質骨はコラーゲンを含まない。
- 3. 海綿骨にはハバース管が存在する。
- 4. 海綿骨の表面は骨膜で覆われている。
- 5. 骨端と骨幹端の間に成長軟骨板がある。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 骨端と骨幹端の間に成長軟骨板がある。
成長期の長管骨では、骨端(関節側)と骨幹端の境界に成長軟骨板(骨端線)があり、ここで軟骨内骨化が進んで骨が長軸方向に伸びます。成長終了後は骨端線として閉鎖します。
【各選択肢の解説】
1. 皮質骨は骨梁から形成される。
❌ 誤り。骨梁(骨小柱)から形成されるのは海綿骨です。皮質骨(緻密骨)は同心円状のハバース層板が密に詰まった構造です。
❌ 誤り。骨梁(骨小柱)から形成されるのは海綿骨です。皮質骨(緻密骨)は同心円状のハバース層板が密に詰まった構造です。
2. 皮質骨はコラーゲンを含まない。
❌ 誤り。骨基質の有機成分の大部分はI型コラーゲンで、皮質骨も海綿骨もコラーゲンを含みます。これに無機質(ハイドロキシアパタイト)が沈着します。
❌ 誤り。骨基質の有機成分の大部分はI型コラーゲンで、皮質骨も海綿骨もコラーゲンを含みます。これに無機質(ハイドロキシアパタイト)が沈着します。
3. 海綿骨にはハバース管が存在する。
❌ 誤り。ハバース管(中心管)を持つ骨単位(オステオン)は皮質骨の構造です。海綿骨は骨梁が網目状に配列し、ハバース管系は発達しません。
❌ 誤り。ハバース管(中心管)を持つ骨単位(オステオン)は皮質骨の構造です。海綿骨は骨梁が網目状に配列し、ハバース管系は発達しません。
4. 海綿骨の表面は骨膜で覆われている。
❌ 誤り。骨膜は骨の外表面(皮質骨の外側)を覆います。海綿骨の骨梁表面や髄腔側を覆うのは骨内膜です。
❌ 誤り。骨膜は骨の外表面(皮質骨の外側)を覆います。海綿骨の骨梁表面や髄腔側を覆うのは骨内膜です。
5. 骨端と骨幹端の間に成長軟骨板がある。
✅ 正しい。成長軟骨板(骨端軟骨)で軟骨内骨化が起こり、骨が長くなります。
✅ 正しい。成長軟骨板(骨端軟骨)で軟骨内骨化が起こり、骨が長くなります。
【試験対策ポイント】
皮質骨(緻密骨)と海綿骨の区別は頻出。要点を整理します。
| 項目 | 皮質骨(緻密骨) | 海綿骨 |
|---|---|---|
| 基本構造 | ハバース層板(オステオン) | 骨梁(骨小柱)の網目 |
| ハバース管 | あり | なし |
| 存在部位 | 骨幹の外層 | 骨端・椎体内部 |
| 表面を覆う膜 | 外側=骨膜 | 骨内膜 |
両者ともI型コラーゲン+ハイドロキシアパタイトでできている点は共通。骨の長軸成長は成長軟骨板、太さの成長は骨膜性骨化で起こると覚えておく。
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