PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第24問

生理学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第24問(生理学)の正答は 5 です。加齢性難聴(老人性難聴)は高音域(高周波数)から聴力が低下するのが特徴です。

問題
加齢に伴う生理的変化について正しいのはどれか。
  1. 1. 胸腺が肥大する。
  2. 2. 筋の収縮速度が速くなる。
  3. 3. 視覚の明順応時間は変化しない。
  4. 4. 筋量は下肢より上肢の方が減少する。
  5. 5. 低音域より高音域が聞こえにくくなる。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 低音域より高音域が聞こえにくくなる。

加齢性難聴(老人性難聴)は高音域(高周波数)から聴力が低下するのが特徴です。蝸牛基底回転の有毛細胞が先に障害されるため、高音から聞こえにくくなります。


【各選択肢の解説】

1. 胸腺が肥大する。
❌ 誤り。胸腺は思春期をピークに加齢とともに退縮(萎縮)し脂肪に置換されます。肥大はしません。
2. 筋の収縮速度が速くなる。
❌ 誤り。加齢では速筋線維(TypeII)が優先的に減少し、収縮速度はむしろ遅くなります。
3. 視覚の明順応時間は変化しない。
❌ 誤り。加齢に伴い明順応・暗順応ともに時間が延長します。変化しないは誤りです。
4. 筋量は下肢より上肢の方が減少する。
❌ 誤り。加齢性の筋量減少(サルコペニア)は上肢より下肢(抗重力筋)で顕著です。逆の記述です。
5. 低音域より高音域が聞こえにくくなる。
✅ 正しい。加齢性難聴は高音域から障害される感音難聴で、正しい記述です。

【試験対策ポイント】

加齢の生理的変化は「高音域から難聴・速筋優先で減少・下肢で筋量減少が顕著・暗順応/明順応延長・胸腺退縮」が頻出。サルコペニアは下肢(立ち上がり・歩行に直結)で起こりやすく転倒リスクとなる。加齢性難聴は感音難聴で語音明瞭度も低下する点を押さえる。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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