PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第25問

理学療法治療学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第25問(理学療法治療学)の正答は 5 です。斜面台での起立は膝伸展位で足底に荷重する肢位であり、伸張されるのは下腿三頭筋である。

問題
脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。
  1. 1. 内反尖足の予防
  2. 2. 立位感覚の向上
  3. 3. 覚醒レベルの向上
  4. 4. 体幹筋筋力の維持
  5. 5. 膝関節伸展筋の痙縮抑制 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.3%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 膝関節伸展筋の痙縮抑制

斜面台での起立は膝伸展位で足底に荷重する肢位であり、伸張されるのは下腿三頭筋である。膝伸展筋(大腿四頭筋)は膝伸展位では伸張されず、痙縮を抑える肢位にならない。それ以外は斜面台起立の目的として適切である。


【各選択肢の解説】

1. 内反尖足の予防
✅ 正しい。足底を板につけて荷重すると足関節が背屈位に保たれ、下腿三頭筋が持続的に伸張されるため尖足の予防になる。
2. 立位感覚の向上
✅ 正しい。立位での足底からの荷重感覚や重力方向の情報が入り、立位の感覚の再学習につながる。
3. 覚醒レベルの向上
✅ 正しい。臥位から立位に近い姿勢へ起こすことで感覚入力が増え、覚醒を高める目的で用いる。
4. 体幹筋筋力の維持
✅ 正しい。抗重力位で姿勢を保つ際に体幹筋が働くため、筋力の維持に役立つ。
5. 膝関節伸展筋の痙縮抑制
❌ 誤り(=正答)。斜面台は膝伸展位で用いるため大腿四頭筋は伸張されない。正しくは斜面台で持続伸張により痙縮を抑えるのは足関節底屈筋(下腿三頭筋)である。

【試験対策ポイント】

斜面台起立の目的:起立性低血圧への慣らし・覚醒の向上・尖足予防(下腿三頭筋の持続伸張)・立位感覚の入力・抗重力筋の賦活。持続伸張されるのは下腿三頭筋で、膝伸展位では膝伸展筋は伸張されない。

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