第51回 理学療法士国家試験 午前 第77問
臨床医学第51回午前
心尖部の聴診で心室収縮期に持続する逆流性雑音を聴取するのはどれか。
1. 大動脈弁狭窄症
2. 心室中隔欠損症
3. 心房中隔欠損症
4. 肺動脈弁狭窄症
5. 僧帽弁狭窄症
- 1. 大動脈弁狭窄症
- 2. 心室中隔欠損症 ✓
- 3. 心房中隔欠損症
- 4. 肺動脈弁狭窄症
- 5. 僧帽弁狭窄症
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 心室中隔欠損症
心室中隔欠損症では、心室収縮期に左心室から右心室へ血液が逆流するため、心尖部で収縮期を通じて持続する逆流性雑音(ホロシステリック雑音)が聴取されます。
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【各選択肢の解説】
1. 大動脈弁狭窄症
❌ 誤り。大動脈弁狭窄症は収縮期雑音ですが、大動脈弁領域で聴取され、逆流性ではなく狭窄音です。
2. 心室中隔欠損症
✅ 正しい。心室収縮期に左心室の圧が右心室より高くなり、中隔欠損部を通じて血液が逆流します。心尖部で収縮期全体にわたって持続する高調性の逆流性雑音を聴取します。
3. 心房中隔欠損症
❌ 誤り。心房中隔欠損症は左から右への短絡は低圧であり、聴診で明らかな雑音を認めないか、軽微です。
4. 肺動脈弁狭窄症
❌ 誤り。肺動脈弁狭窄症は左上胸部で聴取される収縮期雑音で、逆流性ではありません。
5. 僧帽弁狭窄症
❌ 誤り。僧帽弁狭窄症は拡張期雑音であり、収縮期ではなく、心尖部で聴取される点は同じですが時期が異なります。
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【試験対策ポイント】
- 心室中隔欠損症→収縮期ホロシステリック逆流性雑音、心尖部
- 僧帽弁逆流症→収縮期逆流性雑音(心尖部)との区別も重要
- 聴診部位と雑音の時期(収縮期/拡張期)の組み合わせで判別