第51回 理学療法士国家試験 午前 第96問
臨床医学第51回午前
病名と症状の組合せで正しいのはどれか。
1. 前頭側頭型認知症 ―― 脱抑制
2. 進行性核上性麻痺 ―― 取り繕い
3. 皮質基底核変性症 ―― 認知の変動
4. Lewy小体型認知症 ―― 肢節運動失行
5. Alzheimer型認知症 ―― 垂直性眼球運動障害
- 1. 前頭側頭型認知症 ―― 脱抑制 ✓
- 2. 進行性核上性麻痺 ―― 取り繕い
- 3. 皮質基底核変性症 ―― 認知の変動
- 4. Lewy小体型認知症 ―― 肢節運動失行
- 5. Alzheimer型認知症 ―― 垂直性眼球運動障害
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 前頭側頭型認知症 ―― 脱抑制
前頭側頭型認知症は前頭葉の萎縮が主体であり、行動・人格の変化が初期症状として現れます。脱抑制(衝動的言動、抑制の低下)は前頭側頭型認知症の特徴的な症状です。
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【各選択肢の解説】
1. 前頭側頭型認知症 ―― 脱抑制
✅ 正しい。前頭葉機能障害により、社会的に不適切な言動、衝動性、抑制低下が特徴的に現れます。
2. 進行性核上性麻痺 ―― 取り繕い
❌ 誤り。進行性核上性麻痺の特徴は垂直性眼球運動障害(上向き制限)と動作緩慢です。取り繕いはAlzheimer型認知症に見られます。
3. 皮質基底核変性症 ―― 認知の変動
❌ 誤り。皮質基底核変性症の特徴は肢節運動失行と非流暢性失語です。認知の変動はLewy小体型認知症に見られます。
4. Lewy小体型認知症 ―― 肢節運動失行
❌ 誤り。Lewy小体型認知症の特徴は認知の変動、幻視、パーキンソン症状です。肢節運動失行は皮質基底核変性症の症状です。
5. Alzheimer型認知症 ―― 垂直性眼球運動障害
❌ 誤り。Alzheimer型認知症の特徴は記憶障害と段階的認知機能低下です。垂直性眼球運動障害は進行性核上性麻痺の特徴です。
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【試験対策ポイント】
• 前頭側頭型認知症:脱抑制、人格変化、非流暢性失語が初期症状
• 進行性核上性麻痺:垂直性眼球運動障害(下向き優位)、動作緩慢
• 皮質基底核変性症:肢節運動失行、非流暢性失語、非対称性パーキンソン症状
• Lewy小体型認知症:認知の変動、幻視、パーキンソン症状
• Alzheimer型認知症:記憶障害が初期症状、段階的進行