PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第98問

臨床医学第51回午前
笑いなどの強い情動で突然に筋緊張が低下し脱力する。このような症状がみられるのはどれか。 1. 欠神てんかん 2. 側頭葉てんかん 3. ナルコレプシー 4. 血管迷走神経失神 5. Jackson型てんかん
  1. 1. 欠神てんかん
  2. 2. 側頭葉てんかん
  3. 3. ナルコレプシー ✓
  4. 4. 血管迷走神経失神
  5. 5. Jackson型てんかん

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — ナルコレプシー ナルコレプシーは笑いや驚きなどの強い情動刺激により、突然に筋緊張が低下して脱力する「情動脱力発作(cataplexy)」を特徴とします。 --- 【各選択肢の解説】 1. 欠神てんかん ❌ 誤り。小児の全般化てんかんで、数秒間の意識喪失と眼瞼下垂が起こりますが、情動刺激による筋緊張低下は特徴ではありません。 2. 側頭葉てんかん ❌ 誤り。部分てんかんであり、意識障害や自動症が特徴で、情動刺激による脱力発作は起こりません。 3. ナルコレプシー ✅ 正しい。睡眠覚醒リズムの異常に伴う過眠症で、笑いや驚きなどの強い情動で突然に全身の筋緊張が低下する情動脱力発作が典型的症状です。 4. 血管迷走神経失神 ❌ 誤り。迷走神経反射による一過性の脳血流低下で意識喪失が起こりますが、情動脱力発作ではありません。 5. Jackson型てんかん ❌ 誤り。焦点性発作で局所的な間代けいれんが特徴であり、情動による脱力発作とは異なります。 --- 【試験対策ポイント】 • ナルコレプシーの4主徴:過眠、情動脱力発作、睡眠麻痺、睡眠時幻覚 • 情動脱力発作(cataplexy)は笑い・驚き・怒りで誘発される特異的症状 • 各てんかん型との鑑別:発作の誘発因子と臨床症状の違い
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