PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午前 第58問

生理学第52回午前

第52回 理学療法士国家試験 午前 第58問(生理学)の正答は 4 です。大脳辺縁系の部位と働きの対応を問う。

問題
大脳辺縁系とその働きの組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 海馬 ── 体温調節
  2. 2. 嗅球 ── 内分泌
  3. 3. 視床下部 ── 長期記憶
  4. 4. 帯状回 ── 運動学習 ✓
  5. 5. 扁桃体 ── 短期記憶

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 66.7%標準

39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 帯状回 ── 運動学習

大脳辺縁系の部位と働きの対応を問う。帯状回は情動・動機づけに関わるとともに、帯状皮質運動野をもち、行動の誤りの検出や運動の選択に関わる。このため運動学習との組合せが選択肢の中で成り立つ。


【各選択肢の解説】

1. 海馬 ── 体温調節
❌ 誤り。海馬の働きは記憶で、体温調節には関わらない。正しくは、海馬は新しい出来事の記憶をつくる(長期記憶へ固定する)働きをもち、体温調節は視床下部が担う。
2. 嗅球 ── 内分泌
❌ 誤り。嗅球は鼻の嗅細胞からの情報を最初に受ける所で、ホルモン分泌の中枢ではない。正しくは、嗅球の働きは嗅覚情報の中継で、内分泌の調節は視床下部が担う。
3. 視床下部 ── 長期記憶
❌ 誤り。視床下部は記憶の中枢ではない。正しくは、視床下部は自律神経・内分泌・体温・摂食・飲水の調節中枢で、長期記憶の形成には海馬が関わる。
4. 帯状回 ── 運動学習
✅ 正しい(=正答)。帯状回の前部は、意図した動きと結果のずれ(誤り)を検出し、次の行動を修正することに関わるため、運動学習との対応になる。
5. 扁桃体 ── 短期記憶
❌ 誤り。扁桃体は短期記憶の中枢ではない。正しくは、扁桃体は恐怖・不安などの情動と、情動を伴う記憶に関わる。

【試験対策ポイント】

部位主な働き
海馬記憶の形成(長期記憶への固定)
扁桃体情動(恐怖・不安)、情動を伴う記憶
帯状回情動・動機づけ、誤りの検出と運動の選択
視床下部自律神経・内分泌・体温・摂食
嗅球嗅覚情報の中継

海馬と視床下部の働きを入れ替えた選択肢がひっかけになる。

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