PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午前 第98問

理学療法評価学第52回午前
アルコールの離脱症候群はどれか。2つ選べ。 1. 病的酩酊 2. けいれん発作 3. 複雑酩酊 4. 振戦せん妄 5. Wernicke脳症
  1. 1. 病的酩酊
  2. 2. けいれん発作 ✓
  3. 3. 複雑酩酊
  4. 4. 振戦せん妄 ✓
  5. 5. Wernicke脳症

正答:2・4番

解説
■ 正答:2番、4番 — けいれん発作、振戦せん妄 アルコール離脱症候群は、長期アルコール常用者が飲酒を中断した際に生じる神経生物学的反応です。けいれん発作と振戦せん妄は典型的な離脱症候群であり、他の症状(病的酩酊、複雑酩酊)はアルコール使用障害の急性中毒症状であり、Wernicke脳症はチアミン欠乏による栄養障害です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 病的酩酊 ❌ 誤り。アルコール中毒時の急性症状で、通常量で異常な精神症状を呈する現象であり、離脱症候群ではない。 2. けいれん発作 ✅ 正しい。離脱症候群の典型的な症状で、飲酒中止後6~48時間に生じるジェネラライズドけいれんである。 3. 複雑酩酊 ❌ 誤り。アルコール中毒時の急性症状で、意識清明さを保ちながら異常行動を示す現象であり、離脱症候群ではない。 4. 振戦せん妄 ✅ 正しい。最も重篤な離脱症候群で、振戦、自律神経症状、幻覚、せん妄を呈し、飲酒中止後24~72時間に発症する。 5. Wernicke脳症 ❌ 誤り。慢性アルコール中毒に伴うチアミン(ビタミンB1)欠乏による栄養障害であり、離脱症候群ではない。 --- 【試験対策ポイント】 - 離脱症候群:けいれん発作(6~48時間)、振戦せん妄(24~72時間)が典型 - 急性中毒症状:病的酩酊、複雑酩酊(アルコール中毒の特有反応) - Wernicke脳症:チアミン欠乏による栄養障害(眼球運動障害、運動失調が特徴)
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