第52回 理学療法士国家試験 午後 第5問
理学療法評価学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第5問(理学療法評価学)の正答は 2 です。図では上腕に回旋の矢印があり、肩関節を外旋させながら挙上している。
問題
Danielsらの徒手筋力テストで肩関節屈曲(前方挙上)の段階3の測定をする際、図のような代償がみられた。代償動作を生じさせている筋はどれか。
- 1. 回外筋
- 2. 上腕二頭筋 ✓
- 3. 前鋸筋
- 4. 肩甲下筋
- 5. 広背筋
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 70%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 上腕二頭筋
図では上腕に回旋の矢印があり、肩関節を外旋させながら挙上している。肩関節を外旋すると上腕二頭筋(長頭)の走行が肩関節の前に来て屈曲に働きやすくなるため、三角筋前部の弱さをこの筋で補える。Daniels の肩関節屈曲のテストでも、この外旋による上腕二頭筋の代償が注意点として挙げられている(Daniels 徒手筋力検査法)。
【各選択肢の解説】
1. 回外筋
❌ 誤り。回外筋は上腕骨外側上顆・尺骨から橈骨に付き、肩関節をまたがない。正しくは、前腕を回外させる筋で、肩関節屈曲の代償には使えない。
❌ 誤り。回外筋は上腕骨外側上顆・尺骨から橈骨に付き、肩関節をまたがない。正しくは、前腕を回外させる筋で、肩関節屈曲の代償には使えない。
2. 上腕二頭筋
✅ 正しい。長頭が関節上結節から起こり肩関節をまたぐので、肩関節屈曲にも働く。肩関節を外旋させるとこの作用が強く出るため、外旋して挙上する代償が生じる。
✅ 正しい。長頭が関節上結節から起こり肩関節をまたぐので、肩関節屈曲にも働く。肩関節を外旋させるとこの作用が強く出るため、外旋して挙上する代償が生じる。
3. 前鋸筋
❌ 誤り。前鋸筋は肋骨と肩甲骨内側縁を結び、肩甲上腕関節をまたがない。正しくは、肩甲骨の外転・上方回旋に働き、挙上に必要な肩甲骨の動きを担う筋で、外旋による代償の原因ではない。
❌ 誤り。前鋸筋は肋骨と肩甲骨内側縁を結び、肩甲上腕関節をまたがない。正しくは、肩甲骨の外転・上方回旋に働き、挙上に必要な肩甲骨の動きを担う筋で、外旋による代償の原因ではない。
4. 肩甲下筋
❌ 誤り。肩甲下筋は肩関節の内旋筋である。正しくは、図の代償は外旋であり、内旋筋の肩甲下筋とは向きが逆である。
❌ 誤り。肩甲下筋は肩関節の内旋筋である。正しくは、図の代償は外旋であり、内旋筋の肩甲下筋とは向きが逆である。
5. 広背筋
❌ 誤り。広背筋は肩関節の伸展・内転・内旋に働く。正しくは、屈曲とは反対方向の筋で、屈曲の代償にはならない。
❌ 誤り。広背筋は肩関節の伸展・内転・内旋に働く。正しくは、屈曲とは反対方向の筋で、屈曲の代償にはならない。
【試験対策ポイント】
- 肩関節屈曲のテストでは肩関節の外旋を見逃さない=上腕二頭筋による代償
- 肩関節をまたがない筋(回外筋・前鋸筋)は、肩関節の運動の代償にはならない
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