第52回 理学療法士国家試験 午後 第4問
理学療法評価学第52回午後
右股関節の可動域を表に示す。快適速度で直線路を歩行した場合に予想される特徴はどれか。
1. 歩隔の増加
2. 右の歩幅の減少
3. 左の遊脚時間の延長
4. 右立脚時の体幹の左側屈
5. 左立脚時の左股関節外転角度の増加
- 1. 歩隔の増加 ✓
- 2. 右の歩幅の減少
- 3. 左の遊脚時間の延長
- 4. 右立脚時の体幹の左側屈
- 5. 左立脚時の左股関節外転角度の増加
正答:1番
解説
■ 正答:2番 — 右の歩幅の減少
右股関節の外転可動域が制限されている場合、右脚の遊脚期に骨盤を十分に前方へ回旋させることができず、右の歩幅が減少します。これは股関節外転の制限が歩行パターンに直接影響するためです。
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【各選択肢の解説】
1. 歩隔の増加
❌ 誤り。股関節外転制限では左右の脚間距離を広げられず、むしろ歩隔は減少または不変となります。
2. 右の歩幅の減少
✅ 正しい。右股関節外転可動域が制限されると、遊脚期に骨盤の前方回旋が制限され、右脚の前方到達距離が短縮します。
3. 左の遊脚時間の延長
❌ 誤り。制限があるのは右股関節であり、左遊脚時間に直接影響しません。むしろ右立脚時間が延長する傾向があります。
4. 右立脚時の体幹の左側屈
❌ 誤り。右立脚時に左側屈すれば体重が右脚にかかりにくくなり、代償戦略として機能しません。通常は右側屈で荷重を支援します。
5. 左立脚時の左股関節外転角度の増加
❌ 誤り。左立脚時の股関節機能は左股関節に依存し、右股関節制限との直接的な関連性がありません。
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【試験対策ポイント】
• 股関節外転制限→遊脚期の骨盤前方回旋障害→歩幅減少
• 制限側の脚が影響を受ける(右股関節制限→右歩幅減少)
• 歩隔と歩幅の区別:歩隔は左右脚間距離、歩幅は前後距離