第52回 理学療法士国家試験 午後 第4問
理学療法評価学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第4問(理学療法評価学)の正答は 1 です。表の右股関節は屈曲50度・伸展15度・外転35度・内転−10度。
問題
右股関節の可動域を表に示す。快適速度で直線路を歩行した場合に予想される特徴はどれか。
- 1. 歩隔の増加 ✓
- 2. 右の歩幅の減少
- 3. 左の遊脚時間の延長
- 4. 右立脚時の体幹の左側屈
- 5. 左立脚時の左股関節外転角度の増加
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29%難問
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 歩隔の増加
表の右股関節は屈曲50度・伸展15度・外転35度・内転−10度。内転が−10度とは、内転させても中間位(0度)まで戻らず10度外転した位置で止まるということで、右股関節の外転拘縮を表す。右下肢が外転位のまま接地するため、左右の足の間隔=歩隔が広がる。
【各選択肢の解説】
1. 歩隔の増加
✅ 正しい。外転拘縮では右下肢を体の中心線へ寄せられないので、右足は外側に接地する。その結果、左右の足の間隔(歩隔)が広くなる。
✅ 正しい。外転拘縮では右下肢を体の中心線へ寄せられないので、右足は外側に接地する。その結果、左右の足の間隔(歩隔)が広くなる。
2. 右の歩幅の減少
❌ 誤り。歩幅にかかわるのは股関節の屈曲・伸展で、平地歩行に必要な範囲はおよそ屈曲30度・伸展10度(Perry の歩行分析)。表の屈曲50度・伸展15度はこれを満たす。正しくは、右の歩幅は保たれ、変わるのは左右方向の歩隔である。
❌ 誤り。歩幅にかかわるのは股関節の屈曲・伸展で、平地歩行に必要な範囲はおよそ屈曲30度・伸展10度(Perry の歩行分析)。表の屈曲50度・伸展15度はこれを満たす。正しくは、右の歩幅は保たれ、変わるのは左右方向の歩隔である。
3. 左の遊脚時間の延長
❌ 誤り。左の遊脚時間が延びるのは右の立脚時間が延びるときで、疼痛や支持性の低下が必要になる。表にはそれを示す情報がない。正しくは、外転拘縮から予想されるのは時間の左右差ではなく歩隔の増加である。
❌ 誤り。左の遊脚時間が延びるのは右の立脚時間が延びるときで、疼痛や支持性の低下が必要になる。表にはそれを示す情報がない。正しくは、外転拘縮から予想されるのは時間の左右差ではなく歩隔の増加である。
4. 右立脚時の体幹の左側屈
❌ 誤り。右足が外側に接地するので、右立脚時は外側にある支持足の上へ重心を移すために体幹は支持側に傾く。正しくは、右立脚時に体幹は右(支持側)へ傾く。
❌ 誤り。右足が外側に接地するので、右立脚時は外側にある支持足の上へ重心を移すために体幹は支持側に傾く。正しくは、右立脚時に体幹は右(支持側)へ傾く。
5. 左立脚時の左股関節外転角度の増加
❌ 誤り。左股関節に可動域の制限はなく、左立脚時には右下肢は遊脚で床から離れているので、右の外転拘縮が左股関節の角度を強制することはない。正しくは、右の外転拘縮の影響は右下肢の外転位接地による歩隔の増加として現れる。
❌ 誤り。左股関節に可動域の制限はなく、左立脚時には右下肢は遊脚で床から離れているので、右の外転拘縮が左股関節の角度を強制することはない。正しくは、右の外転拘縮の影響は右下肢の外転位接地による歩隔の増加として現れる。
【試験対策ポイント】
- ROMのマイナス表記=「その方向に動かしても中間位まで届かない」=反対方向の拘縮。内転−10度=外転拘縮
- 歩隔=左右の間隔/歩幅=前後の距離。外転・内転方向の制限は歩隔に、屈曲・伸展方向の制限は歩幅に現れる
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