第53回 理学療法士国家試験 午前 第10問
神経内科学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第10問(神経内科学)の正答は 3 です。図の児は両側に短下肢装具を着け、立っている。
問題
4歳の男児。顕在性二分脊椎症による脊髄髄膜瘤の術後。立位の様子を図に示す。短い距離であれば独歩可能である。予測される機能残存レベルの上限で正しいのはどれか。
- 1. L2
- 2. L3
- 3. L4 ✓
- 4. L5
- 5. S1
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 51.4%標準
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — L4
図の児は両側に短下肢装具を着け、立っている。短下肢装具で短距離を独歩できる二分脊椎は、膝伸展(大腿四頭筋)と足関節背屈(前脛骨筋)が働き、足関節底屈(下腿三頭筋)が働かない状態で、機能残存レベルの上限はL4にあたる。
【各選択肢の解説】
1. L2
❌ 誤り。L2では股関節屈曲・内転は働くが膝伸展は弱く、立位・歩行には骨盤帯や長下肢装具を要する。正しくは、短下肢装具で独歩できるのはL4レベルである。
❌ 誤り。L2では股関節屈曲・内転は働くが膝伸展は弱く、立位・歩行には骨盤帯や長下肢装具を要する。正しくは、短下肢装具で独歩できるのはL4レベルである。
2. L3
❌ 誤り。L3では大腿四頭筋で膝伸展はできるが、前脛骨筋が働かないため足関節を保持できず、長下肢装具や杖を要することが多い。正しくは、前脛骨筋まで働き短下肢装具で歩けるのはL4レベルである。
❌ 誤り。L3では大腿四頭筋で膝伸展はできるが、前脛骨筋が働かないため足関節を保持できず、長下肢装具や杖を要することが多い。正しくは、前脛骨筋まで働き短下肢装具で歩けるのはL4レベルである。
3. L4
✅ 正しい。大腿四頭筋と前脛骨筋が働くため、膝を伸ばして立て、足関節は短下肢装具で支えれば短い距離を独歩できる。L5以下の中殿筋・下腿三頭筋は働かないので、装具が要る。
✅ 正しい。大腿四頭筋と前脛骨筋が働くため、膝を伸ばして立て、足関節は短下肢装具で支えれば短い距離を独歩できる。L5以下の中殿筋・下腿三頭筋は働かないので、装具が要る。
4. L5
❌ 誤り。L5では中殿筋や足趾(足指)の伸筋なども働き、L4より歩行が安定する。正しくは、短下肢装具で短距離のみ独歩という本例の状態はL4レベルにあたる。
❌ 誤り。L5では中殿筋や足趾(足指)の伸筋なども働き、L4より歩行が安定する。正しくは、短下肢装具で短距離のみ独歩という本例の状態はL4レベルにあたる。
5. S1
❌ 誤り。S1では下腿三頭筋が働き、蹴り出しができる。装具なし、または靴の工夫程度で実用的に歩けることが多い。正しくは、本例はL4レベルである。
❌ 誤り。S1では下腿三頭筋が働き、蹴り出しができる。装具なし、または靴の工夫程度で実用的に歩けることが多い。正しくは、本例はL4レベルである。
【試験対策ポイント】
| 残存レベル | 働く主な筋 | 歩行・装具の目安 |
|---|---|---|
| L2 | 腸腰筋・股内転筋 | 骨盤帯付き長下肢装具など |
| L3 | 大腿四頭筋 | 長下肢装具・杖 |
| L4 | 前脛骨筋 | 短下肢装具で歩行 |
| L5 | 中殿筋・足趾伸筋 | 短下肢装具で歩行(より安定) |
| S1 | 下腿三頭筋 | 装具なしで歩行も可 |
- 「どの筋が働けばどの装具で立てるか」で残存レベルを逆算する
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