PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午後 第50問

理学療法評価学第53回午後

第53回 理学療法士国家試験 午後 第50問(理学療法評価学)の正答は 2 です。開いた質問(オープン・クエスチョン)は、はい・いいえや選択肢では答えられず、患者が自由に語れる質問です。

問題
問診で用いる質問の種類とその具体例の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 閉じた質問〈クローズド・クエスチョン〉―「痛むのは膝内側ですか、外側ですか、それとも前ですか」
  2. 2. 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉―「今日の具合はいかがですか」
  3. 3. 中立的質問〈ニュートラル・クエスチョン〉―「痛みはありますか」
  4. 4. 多項目の質問〈マルチプル・クエスチョン〉―「膝の痛みについて詳しく教えてください」
  5. 5. 焦点型質問〈フォーカスト・クエスチョン〉―「お名前を教えてください」

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉―「今日の具合はいかがですか」

開いた質問(オープン・クエスチョン)は、はい・いいえや選択肢では答えられず、患者が自由に語れる質問です。「今日の具合はいかがですか」は自由回答を引き出すため、開いた質問の例として正しく、正答です。


【各選択肢の解説】

1. 閉じた質問―「痛むのは膝内側ですか、外側ですか、それとも前ですか」
❌ 誤り。これは複数の選択肢から選ばせる質問で、多項目質問(マルチプル・クエスチョン)に近い例です。閉じた質問は本来はい/いいえで答える形式です。
2. 開いた質問―「今日の具合はいかがですか」
✅ 正しい。自由に語れる回答を求める典型的なオープン・クエスチョンで、組合せが正しいです。
3. 中立的質問―「痛みはありますか」
❌ 誤り。「痛みはありますか」ははい/いいえで答える閉じた質問の例です。中立的質問とは患者を誘導しない問い方を指し、例が対応していません。
4. 多項目の質問―「膝の痛みについて詳しく教えてください」
❌ 誤り。「詳しく教えてください」は自由回答を促す開いた質問の例で、多項目質問の例として不適切です。
5. 焦点型質問―「お名前を教えてください」
❌ 誤り。焦点型質問は特定の話題に絞り込む問いを指します。「お名前を教えてください」は事実を尋ねる閉じた質問に近く、例が対応していません。

【試験対策ポイント】

問診の質問形式を区別する。開いた質問(オープン)=自由回答を引き出す(「いかがですか」「教えてください」)/閉じた質問(クローズド)=はい・いいえや一語で答える(「痛みはありますか」)。面接の初めは開いた質問で広く聞き、徐々に閉じた質問で焦点化するのが基本。設問は質問形式と具体例の対応がずれている選択肢を見抜く問題で、「いかがですか/教えてください=開いた質問」を軸に判定する。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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