PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午後 第54問

神経内科学第53回午後

第53回 理学療法士国家試験 午後 第54問(神経内科学)の正答は 2 です。中脳の断面は背側から中脳蓋→被蓋→(黒質)→大脳脚の順に並ぶ。

問題
中脳について誤っているのはどれか。
  1. 1. 黒質は被蓋と大脳脚との間に位置する。
  2. 2. 皮質脊髄路は被蓋を通過する。 ✓
  3. 3. 上小脳脚で小脳に連絡する。
  4. 4. 大脳脚は腹側に位置する。
  5. 5. 中脳蓋は背側に位置する。

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 20.8%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 皮質脊髄路は被蓋を通過する。

中脳の断面は背側から中脳蓋→被蓋→(黒質)→大脳脚の順に並ぶ。皮質脊髄路は最も腹側の大脳脚を下行するので、「被蓋を通過する」が誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 黒質は被蓋と大脳脚との間に位置する。
✅ 正しい。黒質はメラニンを含む神経細胞の層で、被蓋と大脳脚を隔てる位置にある。ドパミン神経が線条体へ投射し、変性するとParkinson病になる。
2. 皮質脊髄路は被蓋を通過する。
❌ 誤り(=正答)。被蓋には赤核・動眼神経核・内側毛帯などがあり、皮質脊髄路は通らない。正しくは皮質脊髄路は大脳脚(の中央部)を下行する。
3. 上小脳脚で小脳に連絡する。
✅ 正しい。小脳脚は上・中・下の3つで、中脳とつながるのが上小脳脚である。小脳の歯状核から赤核・視床へ向かう出力線維が通る。
4. 大脳脚は腹側に位置する。
✅ 正しい。大脳脚は中脳の腹側に左右1対あり、皮質脊髄路・皮質延髄路・皮質橋路などの下行線維の束である。
5. 中脳蓋は背側に位置する。
✅ 正しい。中脳蓋は中脳水道より背側の部分で、上丘・下丘(四丘体)からなる。

【試験対策ポイント】

部位(背→腹)主な構造
中脳蓋上丘(視覚の反射)・下丘(聴覚の中継)
被蓋赤核・動眼神経核・内側毛帯
黒質ドパミン神経(Parkinson病)
大脳脚皮質脊髄路・皮質延髄路・皮質橋路

錐体路は中脳=大脳脚、橋=橋底部、延髄=錐体と、いずれも腹側を通る。

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