第54回 理学療法士国家試験 午前 第1問
理学療法評価学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第1問(理学療法評価学)の正答は 1・4 です。肩外転は基本軸を肩峰を通る床への垂直線(または体幹)とし、移動軸を上腕骨で測るため、図1のように体幹に沿った縦線を基本軸とするのが正しい。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩外転 ✓
- 2. 肘伸展
- 3. 股伸展
- 4. 股内転 ✓
- 5. 足背屈
正答:1・4番
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-08-19)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:1・4番 — 肩外転/股内転
肩外転は基本軸を肩峰を通る床への垂直線(または体幹)とし、移動軸を上腕骨で測るため、図1のように体幹に沿った縦線を基本軸とするのが正しい。股内転は背臥位で両下肢を伸展位とし、基本軸を両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線、移動軸を大腿中央線(膝蓋骨中心)として測るため、図4の背臥位での測定が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 肩外転
✅ 正しい。基本軸は肩峰を通る床への垂直線(体幹)、移動軸は上腕骨。図のように縦の基本軸に対して外転していく測定が適切。
✅ 正しい。基本軸は肩峰を通る床への垂直線(体幹)、移動軸は上腕骨。図のように縦の基本軸に対して外転していく測定が適切。
2. 肘伸展
❌ 誤り。肘の基本軸は上腕骨、移動軸は橈骨で、前腕回外位の側方から測る。図は前腕回内位・後方からの測定になっており不適。
❌ 誤り。肘の基本軸は上腕骨、移動軸は橈骨で、前腕回外位の側方から測る。図は前腕回内位・後方からの測定になっており不適。
3. 股伸展
❌ 誤り。股伸展は腹臥位で測定するのが原則。図は背臥位で下肢を持ち上げており、これは股屈曲の肢位であって伸展の測定法として不適。
❌ 誤り。股伸展は腹臥位で測定するのが原則。図は背臥位で下肢を持ち上げており、これは股屈曲の肢位であって伸展の測定法として不適。
4. 股内転
✅ 正しい。背臥位・下肢伸展位で、基本軸は両上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線、移動軸は大腿中央線。図の太い線(基本軸)は静止している対側の下肢に重なって見えるが、これは対側の大腿中央線ではなく、点線(両上前腸骨棘を結ぶ線)に立てた垂直線である。図の測定が適切。
✅ 正しい。背臥位・下肢伸展位で、基本軸は両上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線、移動軸は大腿中央線。図の太い線(基本軸)は静止している対側の下肢に重なって見えるが、これは対側の大腿中央線ではなく、点線(両上前腸骨棘を結ぶ線)に立てた垂直線である。図の測定が適切。
5. 足背屈
❌ 誤り。足関節背屈・底屈の基本軸は腓骨への垂直線、移動軸は第5中足骨で、膝屈曲位・下腿の外側から測る。図の角度設定が基準と異なる。
❌ 誤り。足関節背屈・底屈の基本軸は腓骨への垂直線、移動軸は第5中足骨で、膝屈曲位・下腿の外側から測る。図の角度設定が基準と異なる。
【試験対策ポイント】
ROM測定は基本軸・移動軸・測定肢位の3点で正誤を判断する。頻出の覚え方:股伸展は腹臥位、股内外転は背臥位で上前腸骨棘ラインが基準。足関節背底屈は基本軸が腓骨への垂直線、移動軸が第5中足骨。図問題では「肢位が基準どおりか」をまず見ると素早く絞れる。
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