第54回 理学療法士国家試験 午前 第3問
理学療法評価学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第3問(理学療法評価学)の正答は 3 です。図は背臥位の患者の下肢を、膝を伸展したまま検者が挙上している。
問題
次の文により3、4の問いに答えよ。検査方法を図に示す。この検査方法はどれか。
- 1. Oberテスト
- 2. Patrickテスト
- 3. SLRテスト ✓
- 4. Thomasテスト
- 5. Thompsonテスト
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — SLRテスト
図は背臥位の患者の下肢を、膝を伸展したまま検者が挙上している。これは下肢伸展挙上(Straight Leg Raising)テストであり、坐骨神経の伸張により腰椎椎間板ヘルニア(L4-5、L5-S1)での神経根症状を誘発する検査である。
【各選択肢の解説】
1. Oberテスト
❌ 誤り。側臥位で股関節外転・伸展位から下肢を下ろし、腸脛靱帯(大腿筋膜張筋)の短縮をみる検査。図の肢位と異なる。
❌ 誤り。側臥位で股関節外転・伸展位から下肢を下ろし、腸脛靱帯(大腿筋膜張筋)の短縮をみる検査。図の肢位と異なる。
2. Patrickテスト
❌ 誤り。背臥位で患側足部を対側膝に乗せ股関節を外転・外旋(4の字)させ、股関節・仙腸関節の病変をみる。図の肢位と異なる。
❌ 誤り。背臥位で患側足部を対側膝に乗せ股関節を外転・外旋(4の字)させ、股関節・仙腸関節の病変をみる。図の肢位と異なる。
3. SLRテスト
✅ 正しい。背臥位で膝伸展位のまま下肢を挙上し、坐骨神経痛・椎間板ヘルニアを評価する。図の動作と一致する。
✅ 正しい。背臥位で膝伸展位のまま下肢を挙上し、坐骨神経痛・椎間板ヘルニアを評価する。図の動作と一致する。
4. Thomasテスト
❌ 誤り。背臥位で対側股関節を最大屈曲させ、検査側の股関節屈曲拘縮(腸腰筋短縮)をみる。図と異なる。
❌ 誤り。背臥位で対側股関節を最大屈曲させ、検査側の股関節屈曲拘縮(腸腰筋短縮)をみる。図と異なる。
5. Thompsonテスト
❌ 誤り。腹臥位で下腿三頭筋(腓腹筋)を把握し、足関節の底屈反応の有無からアキレス腱断裂を判定する。図と異なる。
❌ 誤り。腹臥位で下腿三頭筋(腓腹筋)を把握し、足関節の底屈反応の有無からアキレス腱断裂を判定する。図と異なる。
【試験対策ポイント】
下肢の整形外科的テストは肢位と誘発される構造をセットで覚える。SLR=膝伸展位で挙上→坐骨神経・椎間板ヘルニア、Patrick(FABER)=4の字で股・仙腸関節、Thomas=対側股屈曲で腸腰筋短縮、Ober=側臥位で腸脛靱帯、Thompson=腹臥位で下腿三頭筋把握→アキレス腱断裂。図の患者肢位を見れば即断できる。
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