第54回 理学療法士国家試験 午前 第39問
運動療法第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第39問(運動療法)の正答は 4 です。筋力増強の効果は、訓練したのと同じ条件で最も大きく出る(特異性の原則)。
問題
筋力増強トレーニングの効果で正しいのはどれか。
- 1. 自動介助運動では効果は得られない。
- 2. 筋肥大が生じるまで効果は得られない。
- 3. 最大抵抗を用いれば月1回の運動で効果が得られる。
- 4. 等運動性運動ではトレーニングに用いた運動速度付近で大きな効果が得られる。 ✓
- 5. 最大筋力に対して極めて弱い抵抗運動であっても回数を増やすことで効果が得られる。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60.7%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 等運動性運動ではトレーニングに用いた運動速度付近で大きな効果が得られる。
筋力増強の効果は、訓練したのと同じ条件で最も大きく出る(特異性の原則)。等運動性運動では、訓練した角速度の付近で筋力の増加が大きい(速度特異性)。
【各選択肢の解説】
1. 自動介助運動では効果は得られない。
❌ 誤り。筋力の弱い筋にとっては、介助を受けながら動かす運動でも十分な負荷になる。正しくは、MMT 2程度の弱い筋では自動介助運動でも筋力増強の効果が得られる。
❌ 誤り。筋力の弱い筋にとっては、介助を受けながら動かす運動でも十分な負荷になる。正しくは、MMT 2程度の弱い筋では自動介助運動でも筋力増強の効果が得られる。
2. 筋肥大が生じるまで効果は得られない。
❌ 誤り。筋肥大より前に筋力は増える。正しくは、訓練初期の筋力増加は主に神経の適応(動員される運動単位の増加・発火頻度の増加・筋どうしの協調の改善)によるもので、筋肥大はその後に加わる。
❌ 誤り。筋肥大より前に筋力は増える。正しくは、訓練初期の筋力増加は主に神経の適応(動員される運動単位の増加・発火頻度の増加・筋どうしの協調の改善)によるもので、筋肥大はその後に加わる。
3. 最大抵抗を用いれば月1回の運動で効果が得られる。
❌ 誤り。月1回では間隔が空きすぎ、訓練の効果が次の訓練までに失われる。正しくは、週2〜3回程度の頻度で続ける(米国スポーツ医学会〈ACSM〉の指針)。
❌ 誤り。月1回では間隔が空きすぎ、訓練の効果が次の訓練までに失われる。正しくは、週2〜3回程度の頻度で続ける(米国スポーツ医学会〈ACSM〉の指針)。
4. 等運動性運動ではトレーニングに用いた運動速度付近で大きな効果が得られる。
✅ 正しい。神経系の適応が訓練した速度での筋の使い方に合わせて起こるため、遅い角速度で訓練すれば遅い速度で、速い角速度で訓練すれば速い速度で筋力が大きく伸びる。
✅ 正しい。神経系の適応が訓練した速度での筋の使い方に合わせて起こるため、遅い角速度で訓練すれば遅い速度で、速い角速度で訓練すれば速い速度で筋力が大きく伸びる。
5. 最大筋力に対して極めて弱い抵抗運動であっても回数を増やすことで効果が得られる。
❌ 誤り。負荷が弱すぎると、回数を増やしても筋力は増えにくい。正しくは、筋力増強にはふだん使う以上の負荷をかける必要がある(過負荷の原則)。
❌ 誤り。負荷が弱すぎると、回数を増やしても筋力は増えにくい。正しくは、筋力増強にはふだん使う以上の負荷をかける必要がある(過負荷の原則)。
【試験対策ポイント】
| 原則 | 内容 |
|---|---|
| 過負荷 | ふだん以上の負荷が必要 |
| 特異性 | 訓練した速度・角度・運動様式で効果が大きい |
| 可逆性 | やめれば効果は失われる |
訓練初期の筋力増加=神経の適応、その後=筋肥大。
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