第54回 理学療法士国家試験 午前 第59問
生理学第54回午前
ホルモンの産生で正しいのはどれか。
1. エリスロポエチンは骨髄で産生される。
2. グルカゴンはLangerhans〈ランゲルハンス〉島B細胞で産生される。
3. ソマトスタチンは黄体で産生される。
4. トリヨードサイロニンは上皮小体で産生される。
5. バソプレシンは視床下部で産生される。
- 1. エリスロポエチンは骨髄で産生される。
- 2. グルカゴンはLangerhans〈ランゲルハンス〉島B細胞で産生される。
- 3. ソマトスタチンは黄体で産生される。
- 4. トリヨードサイロニンは上皮小体で産生される。
- 5. バソプレシンは視床下部で産生される。 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — バソプレシンは視床下部で産生される。
バソプレシン(抗利尿ホルモン)は視床下部の下垂体後葉ニューロンセルで産生され、下垂体後葉から分泌されるホルモンです。他の選択肢は産生部位が誤っています。
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【各選択肢の解説】
1. エリスロポエチンは骨髄で産生される。
❌ 誤り。エリスロポエチンは主に腎臓で産生されます。腎臓が酸素不足を感知して産生され、骨髄の造血幹細胞に作用して赤血球産生を促進します。
2. グルカゴンはLangerhans島B細胞で産生される。
❌ 誤り。グルカゴンはLangerhans島α細胞(A細胞)で産生されます。B細胞はインスリンを産生します。
3. ソマトスタチンは黄体で産生される。
❌ 誤り。ソマトスタチンは膵臓のLangerhans島δ細胞と視床下部で産生されます。黄体はプロゲステロンを産生します。
4. トリヨードサイロニンは上皮小体で産生される。
❌ 誤り。トリヨードサイロニン(T3)は甲状腺で産生されます。上皮小体はパラトルモンを産生します。
5. バソプレシンは視床下部で産生される。
✅ 正しい。バソプレシンは視床下部の下垂体後葉ニューロンセルで産生され、軸索輸送により下垂体後葉から分泌されます。
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【試験対策ポイント】
• ホルモン産生部位は国試頻出:腎臓(エリスロポエチン)、膵臓(インスリン・グルカゴン)、甲状腺(T3・T4)、視床下部・下垂体(バソプレシン・成長ホルモン)
• Langerhans島の細胞分類:α細胞(グルカゴン)、β細胞(インスリン)、δ細胞(ソマトスタチン)
• 産生部位と分泌部位の区別が重要(バソプレシンは視床下部産生・下垂体後葉分泌)