PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午前 第70問

運動学第54回午前

第54回 理学療法士国家試験 午前 第70問(運動学)の正答は 3 です。肩甲骨に付着して胸郭に押し付ける筋を選ぶ問題である。

問題
肩甲骨を胸郭に押し付ける作用のある筋はどれか。
  1. 1. 大胸筋
  2. 2. 広背筋
  3. 3. 前鋸筋 ✓
  4. 4. 鎖骨下筋
  5. 5. 肩甲挙筋

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 74.1%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 前鋸筋

肩甲骨に付着して胸郭に押し付ける筋を選ぶ問題である。前鋸筋は肋骨外側面から起こり肩甲骨内側縁の前面に停止するため、収縮すると肩甲骨を胸郭に密着させる。


【各選択肢の解説】

1. 大胸筋
❌ 誤り。大胸筋は上腕骨に停止し、肩甲骨には付着しない。正しくは、肩関節の内転・内旋(鎖骨部は屈曲も)に働く。
2. 広背筋
❌ 誤り。広背筋も上腕骨に停止する。正しくは、肩関節の伸展・内転・内旋に働く。
3. 前鋸筋
✅ 正しい(=正答)。肩甲骨内側縁の前面を前外側へ引くため、肩甲骨が胸郭に押し付けられる。あわせて肩甲骨の外転(前方突出)・上方回旋にも働く。長胸神経支配で、麻痺すると肩甲骨内側縁が浮き上がる翼状肩甲になる。
4. 鎖骨下筋
❌ 誤り。鎖骨下筋は第1肋骨から鎖骨下面に付く筋である。正しくは、鎖骨を下内方へ引いて胸鎖関節を安定させる。
5. 肩甲挙筋
❌ 誤り。正しくは、肩甲挙筋は肩甲骨上角を引き上げ、肩甲骨の挙上・下方回旋に働く。

【試験対策ポイント】

筋停止主な作用
前鋸筋肩甲骨内側縁胸郭への固定・外転・上方回旋
肩甲挙筋肩甲骨上角挙上・下方回旋
大胸筋上腕骨肩関節の内転・内旋
広背筋上腕骨肩関節の伸展・内転・内旋
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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