PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午後 第71問

運動学第54回午後

第54回 理学療法士国家試験 午後 第71問(運動学)の正答は 2 です。肩の外転では、肩甲上腕関節と肩甲骨の上方回旋がおよそ2:1の割合で起こる(肩甲上腕リズム、Inman)。

問題
肩関節外転90°の時の肩甲骨上方回旋角度で正しいのはどれか。
  1. 1. 15°
  2. 2. 30° ✓
  3. 3. 45°
  4. 4. 60°
  5. 5. 75°

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 59.3%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 30°

肩の外転では、肩甲上腕関節と肩甲骨の上方回旋がおよそ2:1の割合で起こる(肩甲上腕リズム、Inman)。外転90°なら肩甲上腕関節60°+肩甲骨上方回旋30°となる。


【各選択肢の解説】

1. 15°
❌ 誤り。15°では肩甲骨の割合が全体の1/6にとどまり、2:1に合わない。正しくは90°の1/3にあたる30°である。
2. 30°
✅ 正しい(=正答)。途中式:90° ×(1/3)=30°(肩甲上腕関節は90° ×(2/3)=60°)。上腕骨が肩甲骨に対して動く分と、肩甲骨自体が胸郭上で上方回旋する分を足して外転角になる。
3. 45°
❌ 誤り。45°は肩甲上腕関節と肩甲骨が1:1で動いた場合の値である。正しくは2:1なので30°である。
4. 60°
❌ 誤り。60°は外転90°のうち肩甲上腕関節が担う角度である。正しくは肩甲骨の上方回旋は30°である。
5. 75°
❌ 誤り。75°では肩甲骨が外転の大半を担うことになり、2:1に合わない。正しくは30°である。

【試験対策ポイント】

肩外転肩甲上腕関節肩甲骨上方回旋
90°60°30°
180°120°60°

「全体の1/3が肩甲骨」と当てはめる。上方回旋に働くのは僧帽筋(上部・下部)と前鋸筋。

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