第55回 理学療法士国家試験 午前 第27問
理学療法評価学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第27問(理学療法評価学)の正答は 4 です。自発的・習慣的な動作はできるのに、口頭命令や模倣では意図的に行えないのが観念運動失行である。
問題
「歯を磨くまねをしてください」という口頭命令ではうまくできないが、自発的には歯磨きができる状態はどれか。
- 1. 観念失行
- 2. 拮抗失行
- 3. 構成失行
- 4. 観念運動失行 ✓
- 5. 肢節運動失行
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 観念運動失行
自発的・習慣的な動作はできるのに、口頭命令や模倣では意図的に行えないのが観念運動失行である。歯磨きのまね(パントマイム)を命令されるとできない、という形がその典型である。
【各選択肢の解説】
1. 観念失行
❌ 誤り。正しくは、観念失行は実際の道具の使用や一連の動作の手順が障害される失行で、自発的な場面でも道具をうまく使えない。
❌ 誤り。正しくは、観念失行は実際の道具の使用や一連の動作の手順が障害される失行で、自発的な場面でも道具をうまく使えない。
2. 拮抗失行
❌ 誤り。正しくは、拮抗失行は脳梁損傷でみられ、一方の手の動作に対して他方の手が反対の動作をしてしまう状態である。
❌ 誤り。正しくは、拮抗失行は脳梁損傷でみられ、一方の手の動作に対して他方の手が反対の動作をしてしまう状態である。
3. 構成失行
❌ 誤り。正しくは、構成失行は図形の模写や積み木の組み立てなど、空間的にまとまった形を作ることができない障害である。
❌ 誤り。正しくは、構成失行は図形の模写や積み木の組み立てなど、空間的にまとまった形を作ることができない障害である。
4. 観念運動失行
✅ 正しい(=正答)。動作の記憶は保たれているが、命令や模倣で意図的に動作を呼び出すことができない。そのため日常の自然な場面では同じ動作ができる(自動性と意図性の乖離)。
✅ 正しい(=正答)。動作の記憶は保たれているが、命令や模倣で意図的に動作を呼び出すことができない。そのため日常の自然な場面では同じ動作ができる(自動性と意図性の乖離)。
5. 肢節運動失行
❌ 誤り。正しくは、肢節運動失行は運動麻痺では説明できない手指などの動作の拙劣さで、自発的にも命令でも同じように拙劣になる。
❌ 誤り。正しくは、肢節運動失行は運動麻痺では説明できない手指などの動作の拙劣さで、自発的にも命令でも同じように拙劣になる。
【試験対策ポイント】
| 失行 | 中核の症状 |
|---|---|
| 観念運動失行 | 自然な場面ではできるが、命令・模倣でできない |
| 観念失行 | 道具の使用・動作の手順の障害 |
| 肢節運動失行 | 状況にかかわらず動作が拙劣 |
| 構成失行 | 模写・組み立てができない |
| 拮抗失行 | 左右の手が反対の動作をする(脳梁) |
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