第55回 理学療法士国家試験 午前 第69問
理学療法評価学第55回午前
肩甲上腕関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
1. 屈 曲 ——— 棘下筋
2. 伸 展 ——— 棘上筋
3. 内 転 ——— 広背筋
4. 外 転 ——— 上腕三頭筋
5. 内 旋 ——— 烏口腕筋
- 1. 屈 曲 ——— 棘下筋
- 2. 伸 展 ——— 棘上筋
- 3. 内 転 ——— 広背筋 ✓
- 4. 外 転 ——— 上腕三頭筋
- 5. 内 旋 ——— 烏口腕筋
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 内転 ——— 広背筋
広背筋は肩甲上腕関節の内転(内転に加えて伸展・内旋)に作用する主要な筋です。肩関節の運動と筋の対応を正確に把握することは臨床上重要です。
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【各選択肢の解説】
1. 屈曲 ——— 棘下筋
❌ 誤り。棘下筋は外旋筋であり、屈曲には作用しません。屈曲には三角筋(前部)と烏口腕筋が主に作用します。
2. 伸展 ——— 棘上筋
❌ 誤り。棘上筋は外転(特に初期0~15°)に作用します。伸展には広背筋・大円筋・三角筋(後部)が作用します。
3. 内転 ——— 広背筋
✅ 正しい。広背筋は肩甲上腕関節の内転の主動作筋であり、同時に伸展・内旋にも作用します。
4. 外転 ——— 上腕三頭筋
❌ 誤り。上腕三頭筋は肘関節の伸展筋であり、肩甲上腕関節の外転には作用しません。外転は三角筋と棘上筋が主に作用します。
5. 内旋 ——— 烏口腕筋
❌ 誤り。烏口腕筋は屈曲と内転に作用しますが、内旋ではなく外旋を伴うことが多いです。内旋の主動作筋は広背筋・大円筋・三角筋(前部)です。
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【試験対策ポイント】
・広背筋:内転・伸展・内旋(多関節筋で強力)
・棘上筋:外転初期(0~15°)、肩腱板の安定化
・棘下筋:外旋筋、肩腱板の重要な構成筋
・三角筋:部位により異なる(前部=屈曲、中部=外転、後部=伸展)