第55回 理学療法士国家試験 午前 第77問
内科学・臨床医学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第77問(内科学・臨床医学)の正答は 4 です。胃全摘術では噴門(下部食道括約部)を含めて胃を取り除くため、逆流を防ぐしくみが失われ、腸液・胆汁が食道へ逆流して逆流性食道炎(アルカリ性の逆流)を起こしやすい。
問題
胃全摘出術後に起こりやすいのはどれか。
- 1. 多血症
- 2. てんかん
- 3. 血小板減少
- 4. 逆流性食道炎 ✓
- 5. 高カルシウム血症
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 逆流性食道炎
胃全摘術では噴門(下部食道括約部)を含めて胃を取り除くため、逆流を防ぐしくみが失われ、腸液・胆汁が食道へ逆流して逆流性食道炎(アルカリ性の逆流)を起こしやすい。
【各選択肢の解説】
1. 多血症
❌ 誤り。胃全摘後は内因子が失われてビタミンB₁₂が吸収できず、鉄の吸収も落ちる。正しくは貧血(巨赤芽球性貧血・鉄欠乏性貧血)が起こりやすい。
❌ 誤り。胃全摘後は内因子が失われてビタミンB₁₂が吸収できず、鉄の吸収も落ちる。正しくは貧血(巨赤芽球性貧血・鉄欠乏性貧血)が起こりやすい。
2. てんかん
❌ 誤り。胃全摘術とてんかんの間に関連はない。正しくは、胃全摘後に起こりやすいのはダンピング症候群・逆流性食道炎・貧血などの消化・吸収の障害である。
❌ 誤り。胃全摘術とてんかんの間に関連はない。正しくは、胃全摘後に起こりやすいのはダンピング症候群・逆流性食道炎・貧血などの消化・吸収の障害である。
3. 血小板減少
❌ 誤り。胃全摘後に特徴的な血液の異常は貧血である。正しくは、ビタミンB₁₂欠乏による巨赤芽球性貧血と鉄欠乏性貧血が起こりやすい。
❌ 誤り。胃全摘後に特徴的な血液の異常は貧血である。正しくは、ビタミンB₁₂欠乏による巨赤芽球性貧血と鉄欠乏性貧血が起こりやすい。
4. 逆流性食道炎
✅ 正しい。噴門の逆流防止機能がなくなり、食道と腸が直接つながるため、十二指腸液・胆汁が食道へ戻りやすくなる。
✅ 正しい。噴門の逆流防止機能がなくなり、食道と腸が直接つながるため、十二指腸液・胆汁が食道へ戻りやすくなる。
5. 高カルシウム血症
❌ 誤り。胃全摘後はカルシウムの吸収が低下する。正しくは、低カルシウム傾向から骨粗鬆症・骨軟化症などの骨代謝障害が起こりやすい。
❌ 誤り。胃全摘後はカルシウムの吸収が低下する。正しくは、低カルシウム傾向から骨粗鬆症・骨軟化症などの骨代謝障害が起こりやすい。
【試験対策ポイント】
胃全摘後の合併症:
- 逆流性食道炎(噴門の喪失)
- ダンピング症候群(食物が急に小腸へ流れ込む)
- 巨赤芽球性貧血(内因子の喪失→ビタミンB₁₂吸収障害。体内の貯蔵があるため術後数年で出る)
- 鉄欠乏性貧血・骨代謝障害(吸収の低下)
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