第55回 理学療法士国家試験 午前 第76問
病理学概論第55回午前
小脳橋角部に最も多い脳腫瘍はどれか。
1. 腺腫
2. 髄膜腫
3. 血管芽腫
4. 神経膠腫
5. 神経鞘腫
- 1. 腺腫
- 2. 髄膜腫
- 3. 血管芽腫
- 4. 神経膠腫
- 5. 神経鞘腫 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 神経鞘腫
小脳橋角部(脳と小脳の境界部)に発生する腫瘍の中で、神経鞘腫(特に前庭神経(CN VIII)由来の聴神経腫瘍)が最も頻度が高く、全体の約80%を占めます。
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【各選択肢の解説】
1. 腺腫
❌ 誤り。腺腫は脳下垂体に最も多い腫瘍であり、小脳橋角部ではまれです。
2. 髄膜腫
❌ 誤り。髄膜腫は脳全体で多い腫瘍ですが、小脳橋角部では神経鞘腫ほど頻度が高くありません。
3. 血管芽腫
❌ 誤り。血管芽腫はヒップル・リンダウ症候群と関連し、脳幹や小脳に発生しますが、小脳橋角部の最多腫瘍ではありません。
4. 神経膠腫
❌ 誤り。神経膠腫は脳実質内に発生する腫瘍で、脳室周囲に多く見られます。小脳橋角部では稀です。
5. 神経鞘腫
✅ 正しい。前庭神経由来の聴神経腫瘍が小脳橋角部最多の腫瘍であり、典型的な臨床症状として難聴やめまいを呈します。
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【試験対策ポイント】
- 小脳橋角部腫瘍 = 神経鞘腫(聴神経腫瘍)が約80%
- 代表的症状:難聴、耳鳴り、めまい、顔面神経症状
- 診断:MRI(T1・T2画像)で造影効果あり