PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第26問

理学療法評価学第55回午後

第55回 理学療法士国家試験 午後 第26問(理学療法評価学)の正答は 5 です。後脛骨筋の主作用は足関節底屈と内がえしです。

問題
Danielsらの徒手筋力テストで、検査する筋の段階と開始肢位の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 菱形筋群の段階4 ——— 肘関節伸展位
  2. 2. 上腕三頭筋の段階4 ——— 肩関節屈曲位
  3. 3. 大殿筋の段階3 ——— 膝関節伸展位
  4. 4. 大腿四頭筋の段階2 ——— 股関節屈曲位
  5. 5. 後脛骨筋の段階2 ——— 足関節底屈位

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 後脛骨筋の段階2 ─ 足関節底屈位

後脛骨筋の主作用は足関節底屈と内がえしです。段階2(重力除去位)では重力の影響を抜くため、底屈位で側臥位などをとり内がえし運動をみます。底屈位で開始するのは妥当です。


【各選択肢の解説】

1. 菱形筋群の段階4 ─ 肘関節伸展位
❌ 誤り。菱形筋の検査は腹臥位で手を腰背部に置き、肩甲骨を内転・下方回旋させます。肘伸展位ではありません。
2. 上腕三頭筋の段階4 ─ 肩関節屈曲位
❌ 誤り。上腕三頭筋は腹臥位で肩外転90°・前腕下垂位から肘伸展で検査します。肩屈曲位ではありません。
3. 大殿筋の段階3 ─ 膝関節伸展位
❌ 誤り。大殿筋は腹臥位・膝屈曲位で股伸展を行います(ハムストリングスの代償を防ぐため膝は屈曲)。
4. 大腿四頭筋の段階2 ─ 股関節屈曲位
❌ 誤り。大腿四頭筋の段階2は側臥位(重力除去位)で膝伸展をみます。股関節屈曲位の設定が不適切です。
5. 後脛骨筋の段階2 ─ 足関節底屈位
✅ 正しい。後脛骨筋は底屈・内がえし作用をもち、重力除去位での内がえしを底屈位から評価します。

【試験対策ポイント】

MMTは作用筋の主作用方向重力の扱いで開始肢位が決まります。段階2=重力除去位(水平面・側臥位など)、段階3以上=抗重力位が原則。代償を防ぐため、大殿筋は膝屈曲位、ハムストリングスとの分離が頻出ポイントです。後脛骨筋=底屈+内がえしは確実に覚えましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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