第55回 理学療法士国家試験 午後 第30問
義肢装具学第55回午後
第55回 理学療法士国家試験 午後 第30問(義肢装具学)の正答は 3 です。前方制動は足関節の背屈を止める設定、後方制動は底屈を止める設定である。
問題
下肢の異常と金属支柱付き短下肢装具の足継手の設定との組合せで正しいのはどれか。
- 1. 尖足 ─────── 前方制動
- 2. 反張膝 ────── 遊動
- 3. 立脚時の膝折れ ── 前方制動 ✓
- 4. 下腿三頭筋の痙縮 ─ 遊動
- 5. 前脛骨筋の弛緩性麻痺 ─ 遊動
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 80.6%やさしい
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 立脚時の膝折れ ── 前方制動
前方制動は足関節の背屈を止める設定、後方制動は底屈を止める設定である。立脚期に下腿が前へ倒れすぎると膝が曲がって膝折れが起こるため、背屈を止めて下腿の前傾を抑える。
【各選択肢の解説】
1. 尖足 ─────── 前方制動
❌ 誤り。尖足は足関節が底屈したままになる状態で、背屈を止めても改善しない。正しくは、後方制動(底屈を止める)や背屈補助で足関節を底屈させないようにする。
❌ 誤り。尖足は足関節が底屈したままになる状態で、背屈を止めても改善しない。正しくは、後方制動(底屈を止める)や背屈補助で足関節を底屈させないようにする。
2. 反張膝 ────── 遊動
❌ 誤り。立脚期に足関節が底屈すると下腿が後ろへ倒れ、膝が過伸展する。遊動では底屈を止められない。正しくは、後方制動(底屈を止める)で下腿が後ろへ倒れるのを防ぐ。
❌ 誤り。立脚期に足関節が底屈すると下腿が後ろへ倒れ、膝が過伸展する。遊動では底屈を止められない。正しくは、後方制動(底屈を止める)で下腿が後ろへ倒れるのを防ぐ。
3. 立脚時の膝折れ ── 前方制動
✅ 正しい。背屈を止めると下腿が足部に対して前へ倒れなくなり、床反力が膝の前を通るため膝を伸ばす向きの力が働いて、膝折れを防げる。
✅ 正しい。背屈を止めると下腿が足部に対して前へ倒れなくなり、床反力が膝の前を通るため膝を伸ばす向きの力が働いて、膝折れを防げる。
4. 下腿三頭筋の痙縮 ─ 遊動
❌ 誤り。下腿三頭筋の痙縮は足関節を底屈させ、尖足を起こす。遊動では底屈を止められない。正しくは、後方制動(底屈を止める)とする。
❌ 誤り。下腿三頭筋の痙縮は足関節を底屈させ、尖足を起こす。遊動では底屈を止められない。正しくは、後方制動(底屈を止める)とする。
5. 前脛骨筋の弛緩性麻痺 ─ 遊動
❌ 誤り。前脛骨筋が働かないと遊脚期に足が垂れ(下垂足)、つま先が引っかかる。正しくは、後方制動(底屈を止める)や背屈補助で遊脚期に足先を持ち上げる。
❌ 誤り。前脛骨筋が働かないと遊脚期に足が垂れ(下垂足)、つま先が引っかかる。正しくは、後方制動(底屈を止める)や背屈補助で遊脚期に足先を持ち上げる。
【試験対策ポイント】
| 問題 | 原因の動き | 足継手の設定 |
|---|---|---|
| 膝折れ | 下腿の前傾(背屈) | 前方制動(背屈を止める) |
| 反張膝 | 下腿の後傾(底屈) | 後方制動(底屈を止める) |
| 尖足・下腿三頭筋の痙縮 | 底屈 | 後方制動 |
| 前脛骨筋の麻痺(下垂足) | 底屈 | 後方制動・背屈補助 |
「前方=背屈を止める・後方=底屈を止める」を取り違えないこと。
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