第55回 理学療法士国家試験 午後 第60問
理学療法評価学第55回午後
Scarpa三角の内で触知できる筋はどれか。2つ選べ。
1. 大腿直筋
2. 恥骨筋
3. 腸腰筋
4. 内閉鎖筋
5. 梨状筋
- 1. 大腿直筋
- 2. 恥骨筋 ✓
- 3. 腸腰筋 ✓
- 4. 内閉鎖筋
- 5. 梨状筋
正答:2・3番
解説
■ 正答:2番・3番 — 恥骨筋、腸腰筋
Scarpa三角は鼠径部前面の三角形領域で、内側境界は恥骨筋、外側境界は腸腰筋により形成されます。この2つの筋は三角内で浅層に位置するため体表から触知可能です。
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【各選択肢の解説】
1. 大腿直筋
❌ 誤り。大腿直筋はScarpa三角の外側に位置し、腸腰筋の外側を走行するため三角内では触知できません。
2. 恥骨筋
✅ 正しい。恥骨筋はScarpa三角の内側境界を形成し、恥骨から大腿内転筋群へ向かう筋で、体表から触知可能です。
3. 腸腰筋
✅ 正しい。腸腰筋(腸骨筋+大腰筋)はScarpa三角の外側境界を形成し、鼠径靭帯下を通過する部分で体表から触知できます。
4. 内閉鎖筋
❌ 誤り。内閉鎖筋は骨盤内(梨状筋より深層)に位置し、Scarpa三角の深部にあるため体表からは触知できません。
5. 梨状筋
❌ 誤り。梨状筋は骨盤深部の坐骨大孔付近に位置し、Scarpa三角より遠位かつ深層にあるため触知できません。
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【試験対策ポイント】
• Scarpa三角:恥骨筋(内側)と腸腰筋(外側)が境界を形成
• 腸骨筋は鼠径靭帯下を通過する際、体表から触知可能
• 骨盤内の筋(内閉鎖筋、梨状筋)は深層で触知不可